From the monthly archives: "12月 2013"

九州大学社会学の忘年会
昨夜は、九州大学文学部社会学科全体の忘年会でした。ちょうど卒論の追い込み時期もあって4年生は四分の一くらいしか参加できませんでしたが、2年生はほぼ全員、3年生が半分くらい、それに留学生や大学院生など、あわせて40名くらいが集まってくれました。これだけ人数が多いと、なかなか会場がありません。そこで一次会は教授会が開かれる会議室をかりて行いました。全員がこの一年を振り返って一言づつ話しました。
私は「社会学研究室は、ひとつの共同体である」と申し上げました。なかなかそううまくばかりはいかないんですけどね。


社会学忘年会2013

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このところ忙しかった。飛行機、新幹線、座布団にすわって聞く講演会、そういうものが集中すると、あれれ、腰がおかしい・・・腰痛の気配が漂ってきたので、これはいかんとギプスをはめて要注意。久しぶりにプールにいって歩いたり、泳いだり。プールの中ではなんともないのに、水からあがると、やっぱり痛い。


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キャンパスは近いがふだんは足を踏み入れることのない九州大学病院。病院全体が建て替わっていて、中をぐるっと見て歩いて、びっくり。巨大、広大、迷子になりそう。一階などコンビニやコーヒー店やレストランや、ふつうのショッピングモールと変わらない。父親が入院していた群馬県の片田舎の病院とはぜんぜん違いますね。病院の近代化もハードウェアではここまで来たのか。つぎの問題はソフトウェアのほうでしょうかね。


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きょうは午前中、院生とともに、九州大学病院の小児病棟に、病院ボランティアの見学に行きました。小児がんで長期入院している子どもたちをアートで元気づける「GAP(元気アートプロジェクト)」という団体の活動を見させていただきました。ボランティアの皆さんが、子どもたちといっしょにクリスマスツリーを作っていました。活動を見学したあと、GAP(元気アートプロジェクト)の松隈さん、患者サービス課医事係の宮崎さん、千代中学校・院内学級の江口先生のお話をうかがいました。病院の中に、小学校と中学校の院内学級があり、先生が配属されていることを、はじめて知りました。


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これは、福岡におられたときに知り合ったプロデューサーの牧野さんが制作されたNHKスペシャル「和食 千年の味のミステリー」の感想文です。牧野さんへの手紙のかたちをとっています。

牧野さん、家内ともども、とても感心しながら、「和食 千年の味のミステリー」拝見しました。素晴らしいできばえだったと思います。
番組名が「和食」という、ちょっと範囲が大きすぎ、抽象的すぎて焦点を結ばないのではないか、総花的な一般的な日本賛歌になってしまうのではないか、などという危惧をもって見始めました。ところが、その危惧を見事に払拭して、オリゼという麹菌一本に絞って深みのある掘り下げのある展開になっていって、一気に引き込まれました。オリゼという麹菌の秘密の解読に絞って深めていったことが、番組の成功の源だったと思います。おそらく番組制作者としては、この麹菌こそが和食を成り立たせている根本(のひとつ)であり、その魅力をぞんぶんにということで「オリゼの秘密」のようなことにしたかったのでないかと推測したりしますが、それでは、Eテレのような科学番組になってしまうので、番組名にも苦労されたのではないかと推察いたします。
さて、番組のトーンとしては、私の好きな「新日本風土記」の流れを濃厚にもつ、しみじみと私たちの風土の土台を見直す、という地に足をつけた見事に重厚で深い番組になっていたと思います。そして、進化生物学などの知見も取り入れながら、それを生活に即して長年にわたって育ててきた目立たない地道な日本人の姿も浮かび上がらせる。これは見事な構成だと思います。
しかも、驚くべきことに、ちっとも説教くさくも、古くさくもなく、時代離れもしていない。むしろ、若い世代が、新鮮に新たに日本の和のすばらしさを再発見できるような、そんな番組になっていたと思います。これは、すばらしい。日本にやってきた留学生たちにも、ぜひ、見せたいと思いました。


和食


福岡におられたときに知り合ったプロデューサーの牧野さんからご連絡があったので、NHKスペシャル「和食 千年の味のミステリー」を見ました。家内ともども、へぇ、ほう、うわぁ、おいしそう、ふむふむ、なるほど、などと深くうなずき、感心しながら見ました。師走ですね。和食、食べたくなっちゃいますね。素晴らしい番組でした。再放送があるそうです。お薦めです。留学生には、ぜひ、見てもらいたいですね。


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きょうの社会調査実習の授業には、九州大学社会学の卒業生で大阪のI市役所に勤務していた貴船花奈子さんがゲスト・スピーカーにきてくれました。海外留学のため、ざんねんながら市役所は退職するそうですが、市役所での仕事について、就活について、いろいろと有益なアドバイスをしてくれて、3年生もみんな真剣に聞き入っていました。


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吉祥寺の、これまで足を踏み入れたことのないエリアにも「吉祥寺シアター」が出現していて、そこで鈴木忠志SCOTの師走公演がある。代表作「リア王」のあと、磯崎新と鈴木忠志の「巨匠の対談」が行われました。われわれの世代からするとスター建築家の磯崎新と日本を代表する世界的な演出家の鈴木忠志。さて、どんな巨匠対談となるか、と息を呑んでいると、昔話がえんえんとつづいて、なんだか、ぬるい・・・と思っていると、周囲にいた若い人たちが、がんがん席を立っていく。1時間の予定の対談が1時間半くらいに伸びて、終わるころには、三分の一くらいの人は席を立っていたのではないか。巨匠といっても、若い世代には通じない。若い人たちは演劇を見に来たのであって、おじいさんの昔話を聞きに来たのではない、ということなのかなぁ。時代は変わった。


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 この週末は、東京と群馬でした。劇団SCOTの公演があるので、十数年ぶりに吉祥寺に行きました。激変ですね、吉祥寺。成蹊大学の小林盾さんから、ハモニカ横丁というのがあるぞ、と聞いていたので、そこにも行ってみました。いいですね!ディープですね。活気がありますね。迷路のようになっているのでハモニカ横丁の案内地図までもらっちゃいました。むかし井の頭線沿線に住んでいたとき(30年以上前ですね)吉祥寺はしばしば訪れていたんですが、当時は、ハモニカ横丁なんて、行くことなかったですね。なんでもっと早く行かなかったんだろう。とっても気に入りました。

 



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文芸誌「群像」の新年号に、野崎歓・大澤真幸対談が掲載されています。テーマはなんと!「文学と愛、哲学と愛」です。「最強のふたり」が語る「愛」とは。いやはや、つい興奮して「!」を連発しちゃいますね。このふたり、まさに、私とも同級生なんです。さっそく読みましたが、面白い。「愛」なるもの、フランス文学の中で育ってきて、いまや世界を制覇したんだ。


群像の対談

この週末に東京でSCOTの「リア王」の上演と鈴木忠志×磯崎新の対談があるので楽しみです。予習として、鈴木忠志のDVDを何枚か見たり、リア王の上演台本も読んでみました・・・が、演劇の台本というのは、予習として読んでも、さっぱり面白くないものですね。じっさいに見てみないことには!


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戦後の闇市跡か
師走ですね。福岡天神の都心にも、こんな戦後の闇市の名残のような場所があります。やがては取り壊されるのでしょうが、ここを通り抜けるたびに、いろいろなことを考えさせられますね。


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中国や韓国からの留学生たちとともに、福岡市早良区にある特別養護老人ホーム「恵風園」にうかがいました。生活相談員など施設の若手の次世代の有望な担い手の方々の声をじっくり聞くことができました。2時間のヒアリングのあと、たっぷり1時間ちかく施設の全体を案内していただきました。濃厚なリサーチとなりました。師走ですね。


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『ゆかいな仏教』刊行記念 橋爪大三郎 × 大澤真幸 講演会
この『ゆかいな仏教』という本。突出した、近年まれにみる仏教についての理解を驚異的に深めてくれる本ではないかと思います。すごいです。われわれはこれまで仏教について、何を知り、何を理解していたのだろうか。この本を読むと、われわれの考えてきた「仏教」と、本来の<仏教>との落差に、茫然とさせられます。私たちの身近な仏教について、私たちは、もっと意識的に、もっと理解しなくては。


ゆかいな仏教

福岡ユネスコ協会が主催する「福岡ユネスコ・アジア文化講演会」の開催に合わせて、ドナルド・キーンさんが12月に来福されます!

地域での文化活動と国際文化交流活動、とりわけ日本をよりよく理解して頂くために活動を続けている、一般財団法人福岡ユネスコ協会。

今年で創立65周年を迎えるにあたり、既に北九州で開催された、詩人の伊藤比呂美さんによる講演会をかわきりに、様々なシンポジウムが予定されています。

今回は、そのなかのひとつ。福岡アジア文化賞、芸術・文化賞を受賞した、ドナルド・キーンさんをお迎えして、講演会を開催します。

 

【福岡ユネスコ・アジア文化講演会「日本の短詩型文学の魅力」(仮題)】

  • 日付/2013年12月14日(土)
  • 時間/14:00~16:00(※開場は13:30)
  • 会場/電気ビル共創館3階共創館カンファレンス大会議室(福岡市中央区渡辺通)
  • 入場料/事前申込み1000円(当日1200円)※留学生、学生はともに500円
  • 受付期間/2013年11月1日~30日

 

申込みは、福岡ユネスコ協会へメールもしくはFAX(092-733-1291)にてお願いします。


ドナルド

フランスとバカンス
友人の仏文学者・野崎歓さんが朝日カルチャーセンターで講演した音源が「ラジオデイズ」にありました。「エリック・ロメール 「フランス的」な精神とは(全巻セット)」というものです。さっそく購入して聞きました。これ、すごく良いです。何とも言えず楽しく面白い語りです。おおっという発見があります。フランスとバカンス、なぜバカンスがロメールにとって大切なのか、いろんなことを考えさせられます。ロメールの「海辺のポーリーヌ」や「緑の光線」、見たことなかったのですが、ぜひ見たくなりました。
http://www.radiodays.jp/item_set/show/444


野崎歓 ラジオデイズ

NPO法人「はかた夢松原の会」では、国体道路の花植えに参加した学生のために前の晩から「豚汁」をご準備くださいました。西日本短大の学生さんたちはお米持参で、夢松でご飯をたいておむすびをつくりました。花植え後には、いろんなスイーツも準備されていました。いたれりつくせりの社会調査実習ですねー。


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きょうは九州大学の社会調査実習で活動している数名が参加して、NPO法人「はかた夢松原の会」の方々、西日本短大の西川ゼミの皆さんとともに、天神の国体道路で「花いっぱい運動」の花植え活動に参加しました。師走の都心・天神、すごい人出でしたね。町は殺気だっているようでした。私たちは「天神TUTAYA」前のプランターで植栽したのですが、すぐ側をバスやタクシーがぶんぶん通り過ぎるのでちょっと怖い思いもしました。


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12月7日に、福岡天神の電気ビル共創館にて、国際介護人材養成連携福岡会議が開催されました。ハワイ大学、韓国、インドネシア、シンガポールからきたACAP(Active Ageing Consortium in Asia Pacific)のメンバーとも再会することができました。楽しく有益なシンポジウムでした。九州大学の留学生たちも多数参加してくれました。

 

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