天香久山
「春過ぎて夏きにけらし・・・」といったら、日本人では誰一人として知らぬもののない、持統天皇の歌で有名な、天香久山または香具山(あまのかぐやま、あめのかぐやま、かぐやま)である。
この天香久山、名前は有名だが、じっさいに見た人、上った人は、あんがい少ないのではないか。奈良にいくと、東大寺や薬師寺、法隆寺はなんども行ったけれど、天香久山はじめ大和三山には、行ったことも見たこともない、という人がほとんどではないだろうか。
そこで、今回、大阪で科研のミーティングがあったのを機に、半日で、この大和三山をすべてめぐるという計画を立てた。スタート地点の橿原神宮前についたのがすでに午前10時を回っていた(大阪から橿原神宮まではけっこうややこしい)ことと、夕方のフライトで福岡に戻らねばならなかったので、実質的に三山のうち頂までのぼったのは畝傍山と天香久山、耳成山は麓にたって、さて疲れてきたし上っているとフライトに間に合わないかも知れないと思って、スキップしてしまった・・・。さて、これが、天香久山である。

 


香具山

香具山

天香久山からみた耳成山

天香久山からみた耳成山


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