花火大会の翌日、テキヤさんたちは、もう、跡形もない。
午前はクマゼミの蝉時雨。このセミの声。海外では、なかなか、聴くことがないように思う。セミは、なかなかに日本的な存在なのだ。
クマゼミは、わしわしわし、シャーシャーシャーと、ものすごいものなんですが、声はすれども姿はみえず。かなり梢の高い方で鳴いているのだろう。賢いものである。
よく眼をこらしていると、産卵しているらしいクマゼミを近くに見つけた。
セミも精一杯鳴いて鳴いてやがて消えていく。夏もやがてすぎていく。


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