吉祥寺の、これまで足を踏み入れたことのないエリアにも「吉祥寺シアター」が出現していて、そこで鈴木忠志SCOTの師走公演がある。代表作「リア王」のあと、磯崎新と鈴木忠志の「巨匠の対談」が行われました。われわれの世代からするとスター建築家の磯崎新と日本を代表する世界的な演出家の鈴木忠志。さて、どんな巨匠対談となるか、と息を呑んでいると、昔話がえんえんとつづいて、なんだか、ぬるい・・・と思っていると、周囲にいた若い人たちが、がんがん席を立っていく。1時間の予定の対談が1時間半くらいに伸びて、終わるころには、三分の一くらいの人は席を立っていたのではないか。巨匠といっても、若い世代には通じない。若い人たちは演劇を見に来たのであって、おじいさんの昔話を聞きに来たのではない、ということなのかなぁ。時代は変わった。


IMG_5949

IMG_5946

Share →