前半戦の東京二泊がおわり、静岡へ移動しました。これから中盤戦となります。静岡には三泊するのですが、今日は、グランシップ静岡(磯崎新設計)にて静岡県舞台芸術センター(SPAC)の演劇「忠臣蔵」を観ました。平田オリザの脚本を宮城聡が演出したもの。上演後の、演出家宮城聡さん、大澤真幸さんと漫画家しりあがり寿さんのトークも良かったですね。松の廊下の突然のことで赤穂藩おとりつぶし。藩士は、まるで今の日本のように、これからリアルに右肩下がりの将来が突きつけられ、まちがいなく失業、路頭に迷う危機。そういう時に、これからどういう生き方、あるいは、死に方を選ぶかを藩士たちが議論する、というシリアスな話を、ユーモラスに、じつに笑える話として作劇したこの「忠臣蔵」。討ち入りの場面がまったくなく、これから討ち入りをするかどうかを延々論議するという劇なのだが、これが、今の日本にそのまま当てはまる・・・。おもしろかったですね。


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