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NHK・BSプレミアムで世界遺産プラハ城の番組をやっていました。ついこの間、いったばかりのプラハ城だったので、興味深く視ましたが、やはり人によって視点は異なるもの。私がプラハ城やその周辺でたいへん興味深いと思ったところは取り上げられておらず、あんまり興味関心が持てずにスルーしたところが大きく取り上げられていたりして、まあ、こんなものかな。でも、やっぱりプラハ、すてきあ街ですね。城とか貴族の館とかより、むしろ屈折にとんだ庶民の街角のほうに、より世界遺産にふさわしい歴史の奥行きを感じましたね。


カレル橋の手前から、対岸のプラハ城をのぞむ

有名なモルダウ河にかかるカレル橋

カレル橋のたもと、モーツァルトがやってきて、この教会のパイプオルガンを演奏したという。

プラハの夢のホール「スタヴォフスケー劇場」
ここが映画『アマデウス』が収録された劇場。モーツァルトが3度もやってきて、ここでオペラを上演したのです。ここがその劇場なのかと思うと、感慨ふかいものがあります。はいってみると、予想外に小さい。ぐっと小さい感じです。しかし、舞台に引き込まれるように近く、そして「夢の空間」というにふさわしい、劇場としての「華」にあふれています。
調べてみると・・・世界中のオペラハウスの中でも、現存するものとしては最古の劇場だそうです。1787年10月にモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」が初演されたという栄光の歴史を誇り、「フィガロの結婚」や「魔笛」も大成功を収めたとあります。1791年には最後のオペラ「皇帝ティトの慈悲」も初演されたそうです。ううーん。プラハは、すごい。


これが夢の空間への入り口

夢のような空間

なかはこんなに小さい。

コンサートのあと、外にでると夕立がしていた。

今日、午前中、時間があったので、モーツァルトがプラハで滞在して、ドンジョバンニを作曲したというベルトラムカ別荘にいってみました。ちょっと荒れ果てています。旧共産圏から脱して20年。プラハはマクドナルドとスタバが席巻しています。反面、伝統的なチェコは苦戦しているのかも。国際モーツァルテウム財団(おそらくザツルブルグ)と、チェコのモーツァルト協会が、ちょっとうまくいかなくなって、所有者のモーツァルテウム財団が中身を持ち去ったとか掲示されています。どうもトラブルがあるようです。ガイドブックに出ていたモーツァルトの遺髪などもありません。土地も小さくなっていますし、建物も、いたるところひび割れて、チェコの難しい側面を垣間見ました。