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頌 春

新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、これまでの仕事をふりかえりながら、3月に新著『福祉社会学の思考』(弦書房)を上梓いたしました。今年はその先の新境地をひらきたく、福岡の「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんとの共著を準備中です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年 正月

 


安立清史

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「超高齢社会研究所」

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  • 共同通信の配信で、新著『福祉社会学の思考』(弦書房)の書評が全国の地方紙に掲載されました。

http://adach.lolipop.jp/wp/?p=12150

  • 久留米大学の入試問題で、拙著『ボランティアと有償ボランティア』(弦書房)が出題されました。

http://adach.lolipop.jp/wp/?p=12099

新著『福祉社会学の思考』(弦書房)を紹介します。
第1部「福祉社会学・再考」で、これまでの30数年の私の福祉社会学の歩みをふり返っています。私はいったい何をしてきたのだろうかと自問自答しながら。
第2部「福祉社会学の思考」は、これまでの30年間の習作の中からいくつかを収録しました。テーマの中心は「超高齢社会」という意識の中にひそむエイジズムです。また制度的福祉ではない自発的福祉、エイジズムに対抗した米国の高齢者NPO、米国の「Non Profit 」と日本の「公益法人」との違い、そして「非営利」の可能性でした。
第3部「福祉社会学の課題」では、宮崎駿監督の新作映画「君たちはどう生きるか」に触発されて、主人公「眞人」の中にひそむ悪意(悪ではない悪意)というテーマに挑みました。考えてみると「眞人」という名前は「福祉」に似ています。そして副田義也の福祉社会学は、まさに「社会福祉の中から生まれてくる悪意」をテーマの中心(のひとつ)に据えていました。最後には「アール・ブリュット」に触発されて、最低限の生活保障としての社会福祉が、暗黙のうちに見えない天井となっていること、それを突破する人たちがいることを紹介しながら「福祉」という枠をどう乗り越えていくかを考えようとしています。