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12月8日は、太平洋戦争・開戦80年目でした。大学一年生に向けての講義【社会学入門】を、この日に行うことの意味を考えながら内容を準備して話しました。おもに岡本喜八監督の映画「日本のいちばん長い日(1967)」の話をしました。これは黒澤明の映画「生きる(1952)」や本多猪四郎の「ゴジラ(1954)」から問題意識を共有してまっすぐにつながっている映画と思います。さらに後の「シン・ゴジラ(2016)」へもつながっていきます。「生きる」と「日本のいちばん長い日」を対比させて、キューブラーロスの「死の受容の5段階」という補助線を用いると、この二つの映画──じつに興味深いことが見えてくる、というお話をしました。