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今年は、札幌での日本社会学会などがあって、毎年、恒例の「唐津くんち」へ行くことができなかった。毎年、学生や留学生をさそって、九州の秋祭りの代表として、唐津くんちを紹介していたのに残念だった。例年の日程はこうだった・・・朝の電車で唐津につく、すぐに町を練り歩くくんちをベストスポットで見る、そのあとすぐに鰻の竹屋に。絶品の鰻丼や骨せんべいを賞味したあと、午後は唐津神社へお参り。その後、唐津の浜辺にでて、美しい砂浜を歩いて唐津城まで上ってから夕方、帰福・・・というコースで、これはなかなかのものではないかと思っている。さて、そのコースの重要な一点、木造3階建ての重要文化財級の鰻屋さんにいる(いた)、竹屋の、美猫である。藤原新也の写真集『メメント・モリ』に出ていた「猫は漬け物石である」というフレーズを思い出す。


わが家のひいきの、週に一度は通っている魚市場の中の食堂の板前さんが、今週限りで退職という。この店に通いはじめて5年以上になるけれど、刺身にゆずこしょうが合うと教えてくれたおばちゃん、威勢の良かった若い板前さん、フィリピンからきたマリちゃん・・・だんだんなじみだった店の人たちが去っていって、とても寂しい。こうして店も変わっていくのだなぁ。しかも、今年の秋は、福島原発の影響で三陸沖からの水揚げが少なかったせいか、サンマの刺身も、あっというまに消えていってしまった・・・


「きつねちゃん」と「すっぽん堂」
いなり寿司といったら伏見稲荷なのか。参道を歩くと、あるわあるわ。なかでも「きつねちゃん」とか「すっぽん堂」とか、店名がおもしろい。これほど真正直に、本質だけを伝える店名というのも、珍しいのではないか。ふつう、ここまで真正面から言わないよなぁ。いやはや関西の方々の正直さには参りました。


京都に行くと楽しみなのが、漬け物。なんで京都の漬物は、おいしいのだろうか。わが家がひいきなのは、錦の「打田」。茄子、おいしい。


京都の錦市場は、もう秋の味覚の世界。「松茸、有マス」。丹波の松茸は、一本15000円。こういうのが流通するのも京都。料亭なんかでは、いくらくらいになるのか。最近は、錦でも「松茸たきこみご飯」をメニューにだしています。3千円なり。これ、食べたかった・・・。