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『「千と千尋の神隠し」から考えるこれからの世界』というお題で香川県丸亀市の文化芸術推進サポーター養成講座でお話しをします。そう思う人はあまりいませんが、この映画のラストシーンは、どうしたら「戦争の乗り越え」が可能か、という重要な問題提起をしていると考えられるのです。また「千と千尋の神隠し」は「風の谷のナウシカ」の世界観を乗り越えようとして創られたと思います。「風の谷のナウシカ」が現在のロシアとウクライナの戦争を思わせるとしたら、「千と千尋の神隠し」は1968年の「プラハの春」を思わせる。いわば戦車による侵略に言葉で対抗したプラハの市民を思わせる──そういうお話しにもふれるかもしれません。