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定年退職教員の送別会シーズンです。九州大学文学部は今年、哲学の先生が退職されます。今年の送別会は博多の有名な料亭「三光園」でした。忘年会と送別会のために、文学部に所属する教員は毎月少なからぬ金額を積み立てているのです。私も赴任してはや20年。送別会を通じて、博多の有名料亭のいくつかに足を踏み入れました。いずみ、嵯峨野、稚加栄、そして三光園。まだ行ったことのない老松などもありますが送別会は貴重な博多探検の機会ですね。
退職する教員を囲んで様々な思い出話が出て来る。今時、このような料亭でこのような浮き世離れした送別会を催すのもまれになってきたのではないでしょうか。思うのですが、送別会や忘年会を、個人の自由参加にすると、このような特別な共同性は生まれ得ません。毎月の積み立てだからこそみんなが参加します。これを「自由参加」にしている他の部局では、忘年会は70名中の10名程度の参加、送別会にいたっては開催されません。あっさりしているというか共同性はないも同然ですね。職場の共同性というのは、様々な工夫と仕組みによって成りたっていく部分もあるのですね。