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9月29日、加藤典洋さん、黒川創さんをお招きしての福岡ユネスコ協会シンポジウム「考える人 鶴見俊輔」が開催されました。たっぷり3時間半、濃密なシンポジウムだったと思います。私も後半の部の司会をいたしました。終了後、夕陽沈み行く博多湾を船で能古島にわたり、懇親会をして、フェリーでもどってきました。


「福岡ユネスコ特別文化講演会および対談」を開催しました 
テーマ:「考える人 鶴見俊輔」
講演1:(作家) 黒川 創氏 演題 “行動する人 鶴見俊輔”
講演2:(文芸評論家) 加藤典洋氏 演題 “書く人 鶴見俊輔”
去る9月29日(土)、福岡市の電気ビル共創館「大会議室」にて上記の講演会を行いました。
戦後長く活躍している思想家の一人である鶴見俊輔氏は、日常生活を重視し、プラグマティズムを実践して、多くの社会活動にかかわってくる一方、早い時期からマンガや落語などのサブカルチャーを評価して時代を先取りしてきた人でもあります。講演等を通じて、福岡ユネスコ協会の活動にも古くから関心をよせていただいています。(会誌「FUKUOKA UNESCO」に過去の講演録を掲載しています)
鶴見氏のこれまでの幅広い活動を、戦後世代の黒川創氏、加藤典洋氏が読み解きました。
講演に続き、司会に安立清史氏(九州大学大学院人間環境学研究院教授)を迎えて対談を行いました。
フロアからの質問も多数寄せられ、熱のこもったお話が続きました。



今週土曜日の福岡ユネスコ協会主催のシンポジウム「考える人 鶴見俊輔」に講演者として来られる加藤典洋さんの本をいろいろと読んでいるところです(後半の質疑応答の司会を、私がするので・・・)。
なかでもばつぐんに面白いのは『さようなら、ゴジラたち』(岩波書店)。ゴジラとはいったい何のメタファーなのか。ゴジラが、ハワイやオーストラリアに向かわず、何度も何度も日本にやってくるのは、なぜか。なぜ、ゴジラは、皇居をおそわないのか。ゴジラがやりのこしたことは何か。
じつに秀逸な問いかけですね。そして答えが、あっと驚くようなサプライズですね。
映画としては、とくにゴジラの第一作めが良いようです。初期のゴジラ映画、見てみたい(私がみたことがあるのは、だいぶ後になってからの、キングギドラ対ゴジラからだった・・・モスラもいたかな)。



私も企画委員をつとめる福岡ユネスコ協会の講演会が9月29日、新しい電気ビルのホールで開催されます。
「考える人 鶴見俊輔」というタイトルで、ご本人は病気療養中のため出席されませんが、かわりに「書く人 鶴見俊輔」と題して著名な評論家・加藤典洋さんが、「行動する人 鶴見俊輔」と題して鶴見俊輔さんと多くの共著のある黒川創さんが、講演されます。お二人の講演のあと質疑応答があり、私が司会をする予定です。詳しくは、このチラシをごらん下さい。


鶴見さん0929チラシ