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博多湾の突端で考える
昨日、思い立って、博多湾の突端、筥崎宮と玄界灘への出口の一直線上にある絶景スポットに立ってみた。
ここは玄界灘に北面して寒風吹きすさぶ凍えるような寒さ。左に能古島、右に志賀島がある。その間にみえるは小さな岩礁や行き交う船舶だ。この彼方に朝鮮半島や中国大陸がある。1400年近く前には、ここから遣唐使が出て行ったのだろうし、700年ほど前には、この狭間をとおって「元寇」が博多にやってきたのだった。そして現在は、韓国からは高速艇ビートル、中国からはクルーズ船がやってくる。さて今年も東アジアは波乱含み。毎朝、BSニュースで韓国KBSや中国のニュースを見ていると、あんまり良い兆候は見当たりませんね。


げんかいなだ1


おせちと雑煮
おせちは、作るのはもちろん、たいへん。買うのも、やっぱりたいへん。良いおせちは、なかなか見つからない。
おせち料理は、その起源や歴史、地方による違いなど、やっぱり文化そのものなのだなぁ。おせちが正式な料理だとすれば、雑煮は、もっと庶民的なもので、もっとローカル色が強いかもしれない。


おせち

福岡の新年は初雪から始まりました。
うっすらと白く積雪しています。
初雪のあとは快晴。
近くの大濠公園を歩くと、子どもたちが、おにぎりのような小さな雪だるまを作っていました。
新年、あけましておめでとうございます。


あわゆき

はつゆき

ゆき

大濠公園のイルミネーション
師走に入って、近くの大濠公園のイルミネーションが始まった。昨年は、震災の影響で、自粛されていたようだし、今年も一昨年ほどの派手さはないけれど、大濠公園池につながる中之島が、此岸から彼岸への道のように見えて来る。
橋っていうのは、どうも、こちらとあちら、この世とあの世、という二つの世界を結ぶもののように見えてくる。
とりわけ師走のこの時期だからかもしれない。
映画「ツィゴイネルワイゼン」にもこういうシーンあったっけなぁ。


九州大学中庭の櫂の樹、いよいよ、落葉がはじまった。
落葉というのは、樹が、意を決して、葉を切り放つことのようだ。樹にも意思があるのだろう。
夜、その姿をフラッシュを焚いてとってみた。夜の紅葉も、なかなか美しい、というか妖しいまでの美しさである。


きょうの櫂の樹
毎日、きょうがピークか、きょうまでがピークなのではないか、あすは散り始めてしまうのではないか、などとどきどきしながら見つめている研究室のまえの、中国の櫂の樹。きょうは、雨になるから、昨日のこれが、今年のピークの姿だったのではないか。


 夜。赤と黄色のコントラストが、よりいっそうひきたつ。

 

春と秋は、デジカメが大活躍のシーズンだ。
花と紅葉、どこが似ているか。たんに美しいだけではない。
日一日、刻一刻と、その色や美しさが移り変わっていくところ、花も葉も、徐々に美しさが生まれ、やがて頂点に達しと思うと、あっというまに消え去っていく、そのうつろい。はかなさ。切実さ。
なんだかなぁ、人間世界そのもののようで、身につまされる。
美の頂点へ向かって、少しずつ上り詰めていって、そしてほんのつかのま輝き、あっというまに失われていくさま。
私の研究室の真ん前の、中国の櫂の樹。今、その紅葉を見つめながら、はらはらどきどきしながら、シャッターをきる。
いまがピークなのではないか、いまをのがすともう見られなくなるのではないか。
そういう切実さ、切迫感に動かされて行ったことは、写真にかぎらず、社会調査でも、フィールドワークでもインタビューでも、あとにかぎりない充実感をのこすものだと思う。


博多ごまさば
晩秋から初冬にかけてのこの時期、福岡の味覚は「ごまさば」である。東京にいたときには、えっ、さばをナマで食べるの、という外国人的な感覚、ナマ魚に警戒心をいだくような感じだったけれど、博多の「ごまさば」とろりと脂がのって、じつにおいしい。これを食べると、しめ鯖、たべられませんね-。


聖福寺の境内
天気も良かった昨日(2012年11月25日)は、博多ライトアップ・ウォーク最終日でした。承天寺や東長寺など開幕前から長蛇の行列ができる人気で、ちょっとびっくりでした。私はしぶいところで、聖福寺の境内(聖福寺はライトアップされていませんが、静かで中世を感じさせます)や聖福寺に隣接する順心寺などをめぐりました。


博多ライトアップ・ウォーク
今年も、昨晩(11月21日)から始まった「博多ライトアップ・ウォーク」、留学生や海外から来られた先生方と、さっそく行ってきました。
ベルギー、スロヴァキア、イギリス、アメリカ、中国・・・いろんな国からやってきた人たち。共通点は「アジア通」「日本通」。日本文化専攻の大学院学生やその先生たちだから。
だから、夜7時から歩き始めて、わいわいがやがや、みんないろんな蘊蓄を語りあいながらそぞろ歩くと、2時間歩いて、たった2寺しか廻れなかった。チケットは4寺コースだったのに(そのほか8寺コースもあり)。それだけ楽しかったということですね。


 

「博多ライトアップ・ウォーク」。海外からやってこられた先生方(シンシア・ボーゲル先生、ヴァン・フーテム先生、ジェフ倉重先生)に呼びかけたところ、たいへん関心をもっていただいて、来週、留学生もふくめていっしょに中世時代の「博多」を体感しに町歩きにでかけることにしました。関心のある方は、いっしょにいかがですか。


「はかた夢松原の会」イベントのお知らせ
東日本大震災の大津波で大被害をうけた陸前高田の「奇跡の一本松」は、よく知られているところです。
その「高田松原を守る会」の皆さんをお招きして、私も副理事長をつとめるNPO法人「はかた夢松原の会」が主催して、九州の松原を守る団体が集まる「松原サミット2012 福岡」を開催します。


今年は、札幌での日本社会学会などがあって、毎年、恒例の「唐津くんち」へ行くことができなかった。毎年、学生や留学生をさそって、九州の秋祭りの代表として、唐津くんちを紹介していたのに残念だった。例年の日程はこうだった・・・朝の電車で唐津につく、すぐに町を練り歩くくんちをベストスポットで見る、そのあとすぐに鰻の竹屋に。絶品の鰻丼や骨せんべいを賞味したあと、午後は唐津神社へお参り。その後、唐津の浜辺にでて、美しい砂浜を歩いて唐津城まで上ってから夕方、帰福・・・というコースで、これはなかなかのものではないかと思っている。さて、そのコースの重要な一点、木造3階建ての重要文化財級の鰻屋さんにいる(いた)、竹屋の、美猫である。藤原新也の写真集『メメント・モリ』に出ていた「猫は漬け物石である」というフレーズを思い出す。


磯崎新
今回の北九州アジア太平洋アクティブ・エイジング会議2012の会場は、北九州国際会議場。これがなんと、ポストモダンの建築家、磯崎新の設計なのだそうだ。ふうん、知らなかった。たしかに、筑波のセンタービルに似ています。身近にこんなポストモダン建築があったのだなぁ。そういえば、福岡・天神にも磯崎新設計の「寿司屋」があるはずで、うちの学生がアルバイトしていたといいます。


北九州アジア太平洋アクティブ・エイジング会議2012に参加してきました。毎年、同窓会のように顔をあわせるハワイ、韓国、インドネシア、モンゴル、シンガポールの仲間たちと再会。今回はブラジル、スイスの人の顔も見えました。この時期に、これだけたくさんの世界からの人たちに来てもらうのは、きっとたいへんだったことでしょう。まずは初日の記念写真。


わが家のひいきの、週に一度は通っている魚市場の中の食堂の板前さんが、今週限りで退職という。この店に通いはじめて5年以上になるけれど、刺身にゆずこしょうが合うと教えてくれたおばちゃん、威勢の良かった若い板前さん、フィリピンからきたマリちゃん・・・だんだんなじみだった店の人たちが去っていって、とても寂しい。こうして店も変わっていくのだなぁ。しかも、今年の秋は、福島原発の影響で三陸沖からの水揚げが少なかったせいか、サンマの刺身も、あっというまに消えていってしまった・・・


秋の大相撲九州場所
大相撲九州場所が近づきました。わが家のすぐ近くのお寺や神社に高砂部屋と九重部屋がきます。もうのぼりもあがっていて、町ははやくも師走ムードです。巨体の小錦が高砂部屋にいたころは、町のお寿司屋さんには「小錦巻き」がメニューにのっていたっけ。


秋晴れの天神フィールドワーク
2年生の社会調査法講義の授業の一環として、福岡・天神のNPO法人「はかた夢松原の会」事務所に集合して、西日本短大の西川先生とその学生さんたちとともに、警固から天神までの国体道路やその周辺を歩いて、「天神フィールドワーク」を開始しました。1時間ほど歩いてから、集合して、きょうの「気づき」を報告しあいました。天気も良くて、絶好のフィールドワーク日和でした。


世界記憶遺産の炭鉱記録画で有名な山本作兵衛さんを記念して「山本作兵衛と日本の近代」と題したシンポジウムが開かれます。
私も企画委員をつとめる福岡ユネスコ協会では、11月17日(土)に、レソラNTT夢天神ホールで、世界記憶遺産登録に尽力されたオーストラリア人研究者、マイケル・ピアソン氏ほかを招いて、シンポジウムを開催しますので、ご案内いたします。
作兵衛さんの炭鉱記録画の世界記憶遺産登録にあたっては、日本からというよりは、海外の研究者からの強い推薦があって、実現したとききます。その経緯や意義などを聞けることと思います。



九州大学 ホームカミングデー&アラムナイフェス

 ”分野と世代を超えた、九大人のつどい”
 当日のご参加も歓迎いたしますので、
 在学生・卒業生・教員・地域の皆様お気軽に遊びにきてください!

 本年は、九州大学が卒業生・修了生を対象に行っていましたホームカ
ミングデーと昨年発足し、全学を対象とした卒業生・修了生、教職員、
在学生の親睦、情報交流の活性化を目的として開催しました福岡同窓会
の九大アラムナイフェスを合同開催し、相互の連携を深め、今後の九州
大学の発展に寄与することを目指します。

・日 時:平成24年10月20日(土) 10:30~16:00
・場 所:箱崎キャンパス (福岡市東区箱崎6-10-1)
・対 象:卒業生、在学生、教職員、一般市民
・参加費:500円(会場環境整理・交歓会参加費)
・詳細はこちら
◇ホームカミングデーホームページ
http://www.kyushu-u.ac.jp/event/home_coming_day/
◇Facebook(「九大アラムナイ:九州大学福岡同窓会」で検索)
http://www.facebook.com/