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塩飽本島はディープでした。まず、この島の出身者たちが「咸臨丸」の操船を担って、はるばるアメリカまで行ったとは知りませんでした。島のいたるところに「咸臨丸乗組員の○○の生家」というネームプレートがあるのです。おお、すごいな。歴史を切り開いた船員たちの島だったんだな。さらに、自転車で島を半周すると「瀬戸芸」(瀬戸内芸術祭)の制作物がいろいろあります。中でも突出していたのは、島の「埋め墓」に隣接して建てられていた塔。これは、なんというか、すごい眺めです。解説を見ると、これは文化人類学的にも珍しい「両墓制」の姿なのです。死者を葬る「埋め墓」とお参りする「詣で墓」との「両墓制」の姿なのです。これは深い。