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9月中旬、奄美大島の秋名にアラセツ行事、平瀬マンカイを見に行った時にみつけた大きなオカヤドカリ。ちょっとコワイくらい大きかった。でもブルーが美しい。調べてみると、オカヤドカリは、国の天然記念物に指定されているらしい。奄美大島や沖縄ではさほど数が少ないわけでもないらしいが・・・。


あはがり
奄美大島に行きたくなったのは、NHKの「新日本風土記」の、あの印象的なタイトルロールの音楽だ。朝崎郁恵という奄美大島(正確には加計呂麻島生まれ)出身の唄者の「あはがり」。これはすごい。それにくわえて、NHKの「新日本風土記」という番組も、現在放映されているテレビ番組の中では、突出したダントツの存在ではないだろうか。数年前、香港から九州大学に留学生としてきていたジョイス・ウォンさんが、日本と香港のTV番組の比較をしたいといいだして、当時、NHK福岡放送局でディレクターをしていたMさんにお昼の生放送番組を見せていただき、いろいろお話をうかがったことを思い出す。Mさんはその後、東京に戻られ、「新日本風土記」という番組制作にも参加されているはずである。いまでも時々、メールで、こんどこんな番組をつくりました、と連絡をいただく。
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以下、NHKのホームページより。

新日本風土記のテーマ曲「あはがり」。奄美島唄の唄者、朝崎郁恵さんが唄と詞を担当し、朝崎さんと親交のある吉俣良さんが編曲を手がけた、島唄をベースにしたオリジナル曲です。あはがり」とは奄美の島言葉で「すべてがあかるい」という意味です。奄美の島唄は、口伝で伝えられてきたもので、私たちが知っているような「歌」とか「曲」のような、定まった形とは違います。伝えられているのは、いくつもの歌詞のフレーズと、いくつものメロディのフレーズです。唄者は、祝いや弔いなど、そのとき歌う場にふさわしい歌詞を組み合わせ、それにふさわしいメロディを選び、その場で歌い分けています。今回の「あはがり」は、番組のイメージにあわせて、朝崎さんが伝えたいメッセージも交えて数ヶ月かけて詞を選び、作り、歌い、吉俣さんが、それにピアノをあてて編曲し、楽譜に起こしたものです。奄美の島唄の歌詞は、古い都の言葉が残っていると朝崎さんは言います。かつて渡ってきた人々が伝えた大昔の日本の言葉が、島唄の口伝の中で、そのままの形で保存されてきたと言うことで、つまり、奄美の島唄は、奄美のものばかりでなく、古い日本の姿そのものだと言う意味です。



奄美大島の島唄
「島唄、シマ唄(しまうた)は、奄美群島で歌われる民謡である。シマは自らの郷里を指し、シマ唄とは郷里の民謡を意味する。 出身集落以外の歌は「シマウタ」とは呼ばない。実際、集落ごとに異なった歌詞のバリエーションを持っている。現在も(専業でなく)兼業で島唄を生業とする者が多く、奄美民謡大賞などの賞も存在する。」ということです。先日の奄美大島行、名瀬の唄者、西和美さんの店で。

 


奄美大島に仲間とともに行ってきました。この時期、奄美大島は収穫を終えた「年末」にあたるのだそうで、盆や正月よりもこちらが村いちばんのにぎわい。われわれが行った龍郷町秋名の「秋名アラセツ行事」とは「山と海から稲霊(いなだま)を招いて五穀豊じょうに感謝し,来年の豊作を祈願する祭りです。夜明けと共に片屋根を揺り倒して豊作を祈る「ショチョガマ」と,秋名湾西岸にある「神(カミ)ヒラセ」と「女童(メラベ)ヒラセ」と呼ぶ2つの岩で豊作を祈る「平瀬マンカイ」があります」とのこと。まずはその写真。