Currently viewing the tag: "映画と政治、シネラ、秋空"

そろりと開館しはじめた図書館、その中にある映画館でひっそりとマイナーな映画を観ています。まずTVで放映されたり、DVDになったりすることはありそうもない映画たち。渋いというか、DVDだっらぜったい早送りしてしまう、あるいは数分して見るのを止めてしまうに違いないような映画たち。でも、映画館だと観つづけることになります。これは不思議な体験です。暗い空間の中で自由が制限されて2時間近く、いわば望んで強制されながら観つづけるからです。でも、考えてみると、社会の中にで「生きる」ということは、映画館の中のように自由でありながら強制されて同じ物語を見ることなのか──とりわけ「政治」の世界の物語を強制的に見させられることなのか、とも思わせます。現実世界では、つまんないからといって席にを立つわけにはいかないけれど……映画を観る経験は、なかなかに考えさせることの多い含蓄の深い経験のように思います。(写真は秋空に変わりつつある夕焼けです)