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日本社会学会理事として社会学評論編集委員をつとめております。今年はサバティカル年なので、たいした仕事はできていませんが。
さて、現在発行中の、学会誌『社会学評論』Vol.67,№2/2016 の「編集後記」を執筆させていただきました。今年6月、パリ大学国際都市に滞在してきたばかりの時だったので、ヨーロッパもアメリカも日本もどうなってしまうのだ、という混乱した気持ちの中で書いたものです。今読み返すと少し冷静さを欠いていたかもしれません。しかし次の箇所は、今だったら次のように、もっと強く書くかもしれません。
「「社会学」はこれまで何でも論じてきたのだが、ほんとうに必要なことがまだ論じられていない」。これでは弱すぎますね。こう書くべきだったかもしれません。「「社会学」は、これまで何でも論じてきたが、今、ほんとうに重要なことだけが論じられていない」と。
「ばかな、そんなことはないぞ」という猛烈な反発と反論を期待したいと思います。それこそが学会誌の編集後記の役割だと思いますから。



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