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Intenational Journal of Japanese Sociology
この3年間、日本社会学会・理事をつとめてきました。理事としての担当は、ワイリー・ブラックウェル社から発行している『Intenational Journal of Japanese Sociology』の編集でした。IJJS編集委員会は、編集委員長・橋爪大三郎(東京工業大学)、副編集委員長・安立清史で3年間編集をしてきました。なかなかたいへんな作業で、これまでの編集方針を大きく変えて学会員以外にも投稿の門戸を広げたり、日本社会学会学術奨励賞を受賞した論文を、翻訳して掲載することにしたり、2014年の世界社会学会に向けて、日本の社会学の古典的成果を発信しはじめたり、さらに、昨年の東日本大震災にあたっては、いちはやく特集号をくんで、東日本大震災にたいして日本の社会学者が、どのようにアクションを起こし、どのようなことをリサーチしているのかを世界に向けて発信してきたりしました。なにぶん至らないところが多かったと思いますが、いちおうの責務を果たし終えたところです。


ついでながら補足的にアドバイスすると、「ESLPOD.com」は毎日のように更新されているのだが、私のさらなにオススメは、この中から「English Cafe」というカテゴリーの番組を聴くことだ。ほかの番組(Esl Podcast #番号)は、やや、易しすぎて、知的な関心を持ち続けることが難しい。でも「English Cafe」は別格だ。これは、アメリカについての社会学、として聴けるくらい、アメリカの社会についての高水準の英語情報が得られると思う。つまり、英語を「勉強」だと思って聴くのでなく、英語を通じてアメリカ社会の情報を得る、「英語をつかってアメリカを理解する」という、英の本来の使い方ができるのだ。こうした知的関心や好奇心を持続させないかぎり、英語をものにすることは出来ないのだから、社会学の学生には、ぜひとも、この英語を通じたアメリカ社会の理解という方法をお薦めしたい。http://www.eslpod.com/website/index_new.html


 学生を見ていると英語を苦手とする人が多い。私も学生時代、そうだったから良く分かる。そもそも、英語をやってどうなるのだ、何に役立つのか、英語で読むより日本語で読んだほうが早いし深く読める、などと思うのだ。それに、英語、どうやって学んだらよいのか、だんだん分からなくなる。大学の授業は講読中心でつまらなかったし(いまから思うとそうでもないのだが)、難しいすぎた(私には)。私の場合、英語を本格的に学びはじめたのは30代も後半になってからだったと思う(おそすぎた、といつも後悔している)。

こうした自分の失敗と後悔を踏まえて、学生諸君には、心よりアドバイスしているのだが、学生のつねとして、ふふーんと聞き流している人が大多数だろうと思う。そこで、あらためて次の手を推薦したい。
◆第1・まず英語を毎日、聴くことから始めなさい。本当かどうか分からないが、1千時間ネイティブの英語を聞くと、英語が身につくそうだ。1日1時間聴いて、1年で365時間だから、足りない。でも4年間つづければ、ほぼ、それに近づく。
◆第2・中高校生ならNHKの「基礎英語」とかそういうものを考えるだろうが、そういうものはもうだめである。あれは、日本人という枠内で、日本の文科省の教育指導要綱や日本の英語教育という世界の枠にしばられ、日本の受験制度という枠にも縛られ・・・という何重にも不自由な枠内のものになっているからである。したがって、学ぶ人たちの、内側からの欲求や要求に応えるものでなく、むしろ、学ぶ人たちを「日本の英語」という枠に流し込むように作用するからである(最近は、変わったのか?)。
◆第3・したがって日本で作られた番組や教材ではなく、外国で作られたものがよろしい。英国と米国とはかなり違うが、米国がよろしいだろう。なぜなら、米国は、日英語国からやってくる大量の学生たちに「ESL(English as a Second Language)」という言語教育プログラムを提供する必要と経験に豊富だからだ。
◆第4・ESLプログラムも、いろいろあるが、まずは、てはじめに、ポッドキャストから始めたらどうか。これは、無料で大量のプログラムがあり、いまから、すぐ始めることができるからだ。私のオススメはずばり「ESLPOD.com」。なぜなら、いまだに、私はこれを通勤のクルマの中で聞き続けているからである。
◆第5・このポッドキャスティングのプログラムを、iTunes などを通じてダウンロードし、iPod などで毎日、聴くことをオススメする。これからはiPod で聴くのは、音楽よりも英語だ。若いうちに英語力を少しでも前むきにつけておくことは、今後の皆さんの人生に、計り知れないほど大きなプラスをもたらしくくれること間違いなしだとおもうからだ。
以下、そのサイトの紹介。