「韓流スター、チャン・ドンゴンと行く 世界“夢の本屋”紀行」(NHK・BS4K)なんだ、このチャラチャラした番組名は……でも「世界“夢の本屋”紀行」には惹かれる、と期待しないで見はじめたのだが──意外にこれはいいぞ、いやいや、これはすごいぞ、しっかりとした番組だ……おしまいには、もっとこの書店と店主について知りたい、と思うようになった。本はもう古い媒体だ、時代遅れだ、衰退している、若者の本離れ、などという強い先入観がある。ところがどっこい中国にはこんな書店がブーム的に存在しているらしい。そこを韓国の映画スターが訪問するという意外な組み合わせだ。韓国で制作されたドキュメンタリー的な番組らしいが、先鋒書店の創業者へのしっかりとしたインタビューやスタッフの姿なども収録されている。今、日本で、このような本や書店についての「夢いっぱい」番組が作れるだろうか。


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