From the monthly archives: "8月 2014"

録画しておいた「グレートトラバース -日本百名山一筆書き踏破-」(NHK BSプレミアム)を見た。これはまたなんと突出した番組であることか。何しろ、いきなり屋久島の最高峰・宮之浦岳を駆け上がり、屋久杉などさっと通り過ぎて、駆け下り、そこから何とカヤックで九州までこぎわたるのである。これだけで「ふつうありえないだろう」となる。以後、この調子で、一日何十キロも歩く、走る、とにかく日本全国に散らばる百名山を、人力だけで一筆書きで200日かけてめぐるのだという。唖然としながら、あぁ、これは日本百名山という名前をかりたトライアスロンなのだと得心した。歴史や風土や風情ではなく、アスリートの壮大なトライアスロン。7時間かけて登る登山でなく、3時間半で駆け上がり駆け下るタイムレース。それを200日続けるのだというから、これまたすさまじいものである。それでも面白くて第三集まで見ちゃいました。見ながら、家族ともども、はぁーっとため息。見ているだけで、とても疲れちゃったりする。でも、世の中、こんなに元気でこんなにパワフルな人もいるんだなぁ。http://www.nhk.or.jp/greattraverse/


グレートトラバース4

グレートトラバース3

グレートトラバース

南魚沼フィールドワーク。チームの皆さんと別れてから、八海山醸造元のご長男のご案内で、修験道の霊峰八海山を、ロープウェイで上まで登りました。ここは山伏たちの世界でもあり、いたるところ霊気あふれるパワースポットのようなものを感じました。


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八海山では「魚沼の里」にて、杜氏の方の丁寧な解説つきで醸造蔵を見学しました。さらに日本第二の大きさという「雪室」も見学させていただきました。なんと1千トンの雪を屋内において一年中、冷気を発生させ、日本酒を熟成させているんだそうです。驚きました。


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八海山ゲストハウス
今回、科研の研究チームと新潟の社協マンの混成チームは、ご縁があって、南魚沼にある日本酒蔵元「八海山」のゲストハウスに合宿的に宿泊させていただきました。「八海山」は大正時代からの創立90年の蔵元だそうですが、いまや大人気の日本酒ブランドです。地産地消の地元野菜中心の食事ととも、日本酒「八海山」のここでしか飲めないというものをたくさんいただきました。ビールや焼酎にも挑戦されているようで、ヴァイツェンやアルトビアもいただきました。いささか飲み過ぎてしまったかもしれません。



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新潟県十日町市池谷集落を訪問して現地の方々から様々なことをうかがいました。たった半日くらいのリサーチですぐに結論めいたことが分かるわけではないのですが、気づいたことをいくつか列挙しておきましょう。あくまで私の個人的な仮説あるいは感想です。
第一に、ここにはNPO法人「十日町市地域おこし実行委員会」があって、都市との交流や移住の窓口になっていることが大きいと思います。普通はなかなか外部の人間を受け入れない集落で、こうしたNPO法人が立ち上がった背景には、中越地震で集落が存亡の危機にたったことが大きいようです。この地震で道路は寸断され、集落を離れる人たちもでて、集落は存亡の危機に立たされました。こうしたインパクトがなければ、なかなか外の人間を求めることにはならなかったでしょう。地震というインパクトが、集落が動く原因のひとつになったようです。
第二に、じっさいに消滅した隣の集落にいた人が、現在のNPO法人の代表になったことも大きいでしょう。集落と東京とを媒介したのは、この集落にかよって農村風景を描いていたアーチストの方のようです。その人が世界的に活躍する大きなNGOの「JENジェン」を紹介し、こことつながったことによって、外部からボランティアがたくさんやってくるようになったようです。そしてJENを支援していた企業につとめていた若手の人が、関心を深めて、家族をつれてここに移住してきて、NPO法人の事務局長になったことも大きかったはずです。
第三に、総務省の「地域おこし協力隊」の制度が「移住」を後押ししたようです。3年間の任期付きで月16万円ほど(年間200万円)が保障されることが、都市から農村への移住に難色を示していた家族を説得する材料になったそうですし、独身の人たちからするとチャレンジするインフラとなったようです。
つまり、地震をきっかけに、都市のNGOが支援にはいり、このNGOの周辺にいた人たちが、ここでボランティアや体験をはじめ、それが「地域おこし協力隊」の制度などとあいまって移住の動きにつながったこと。そしてイベントごとにボランティアで来ていた人たち(女性)の中から、農村を「体験」し、やがて「交流」が深まり、「移住」につながる人たちが出てきたこと、こうしたことが大きな要因のように思いました。……都市からやってきた若い女性たちは、農村に住むということを、新しくおしゃれなライフスタイルにすることを提案し始めています。そして、ウェブの上でも「移住女子」の会をつくって、農村暮らしのプラスのイメージを様々にアピールしていますし、実際にピアサポートグループを作って、移住女子の人たちが、互いに励まし合い、連帯しながら住んでいることが、「奇跡の集落」などと言われる秘密の一部なのかなと思います。


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今回の新潟県でのフィールドワークでは「奇跡の集落」と言われている十日町の池谷集落に行ってきました。新潟にもたくさんある「限界集落」「消滅可能性都市」に「地域おこし協力隊」が入っていったり、そして若い女性が移住してきたり、子どもたちが生まれ育っていったり・・・奥地の棚田の集落に「移住女子」たちが入ってきていることには本当にびっくりしました。すごいことですね。たしかに「奇跡」かもしれない。こういうのは、若者の「地元」志向の、ひとつのモデルになってるんじゃないだろうか。
http://inacollege.jp/iju-joshi/

NPO法人・十日町市地域おこし実行委員会
http://www.iketani.org/
ここにも、注目。


移住女子
移住女子2

移住女子3

 

7月の終わりから8月初旬にかけて、関西学院大学の牧里毎治教授の科研研究チーム十数名とともに、新潟県胎内市、十日町、南魚沼町、六日町などを4日間かけてへめぐってきました。まずは初日の「地域福祉フォーラムinたいない」で新潟県の様々な市町村や県の社会福祉協議会の人たちの、底知れぬパワーに圧倒されました。こんなに若くて生き生きとした社協職員さんたちが、地域をこえて有機的な連帯をしているというのは、私としては、はじめて見たことでした。NPO研究をしてくると、つい社協さんについては見聞が少なくなる傾向がありました。びっくりしました。ちょっと感動しましたね。その後の新潟でのフィールドワークでも社協の方々のお世話になりました。



新潟・胎内市