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シルバーウィークの直前、「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんと愛知県知多市に講演に行ってきました(2026/9/19)。認定NPO法人ゆいの会の35周年の会で、共著『介護のドラマツルギー』のことをお話ししたのです。じつは「宅老所よりあい」も同じく35周年だそうです。村瀬さんの大好評の講演のあと、私がNPOと介護保険の35年間をふりかえる解説をしました。後半は『介護のドラマツルギー』をめぐって村瀬さんとの対談と会場からの質疑応答をしました。次々に質問がでて盛会となりました。会場からセントレア空港への帰りの道すがら、村瀨さんと次の共著の計画についても話し合いました。


9月19日(土曜日)に、愛知県知多市の認定NPO法人ゆいの会35周年記念イベントで、「宅老所よりあい」の村瀨孝生さんと安立清史が、『介護のドラマツルギー』について記念トークを行います。


 

9月19日に愛知県知多市で開かれる「認定NPO法人ゆいの会35周年記念」の会で、村瀨孝生さんと安立清史が『介護のドラマツルギー』について講演することになりました。その打ち合わせも兼ねて、「認定NPO法人市民福祉団体全国協議会」の元共同代表・村居多美子さんや、「認定NPO法人ゆいの会」の元代表・松下典子さんら4名の方々が、福岡の「宅老所よりあい」に見学に来られました。村瀨さんも熱をいれて「よりあい」の歴史や介護の現状を語ってくれました。9月に知多にいくのが楽しみですね。



 

高橋源一郎の『ぼくたちはどう老いるか』(朝日新聞出版)を読みました。この3月に読売新聞夕刊で私と村瀨孝生さんの共著『介護のドラマツルギー』が紹介されたとき、彼の本も同じく「アンチ・アンチエイジングの本」として紹介されました。ですから読まなくてはと思っていたのです。読んでみると、これは予想外に深い本でした。

内容的には、鶴見俊輔の『もうろく帖』や、吉本隆明の老いを描いたハルノ宵子の『隆明だもの』、有吉佐和子の『恍惚の人』や耕治人の『そうかもしれない』などを紹介しながら、彼の老いと死にかんする思考や感想を書き記しています。さいごに谷川俊太郎や自分の弟の通夜のことなども書かれています。これらの先人たちの老いと死を、その書かれたものを読みながら考えるという本でした。

じつは『介護のドラマツルギー』を書く時に、私は鶴見俊輔の『もうろく帖』と谷川俊太郎の童話『おばあちゃん』を材料に、死の受容と老いの受容の違い、どちらがより困難か、それは老いの受容のほうではないか、などという草稿をつくっていたのです。そして『君たちはどう老いるか』という書名も考えていたのですが、けっきょくその草稿も書名もつかいませんでした。

源一郎さんの本は、どのエピソードにも、かなり驚きと深みのあるものでした。この本を読んだあと、ハルノ宵子(吉本さんの長女)の『隆明だもの』も一気に読みました。こんな本が出ていたのか、知りませんでした。


福岡の「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんと私との共著『介護のドラマツルギー』ですが、3月21日には読売新聞・夕刊で、大きく紹介していただきました。
介護やケアの本として紹介されるのかと思っていたら、意外にも「アンチ・アンチエイジングの本」として紹介されました。なるほどそういう読み方もあったかとちょっと驚きました。考えてみたら、そのとおりですね。老いやエイジングを否定せずにどう正しく受容するかをエピソードから考えている本ですからね。以前から「宅老所よりあい」に関心をよせていた高橋源一郎さんの本と並べて紹介されたのも嬉しいことでした。こういう化学反応のような読まれ方もいいですね。

【読売新聞オンライン】先日の読売新聞・夕刊の記事です。読売新聞オンラインでも紹介されています。
「アンチエイジングに抗う新刊 作家の高橋源一郎さんや福岡の特養老人ホーム代表らが『老い』を考察」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20260323-GYT1T00139/


読売新聞・夕刊(2026/03/21)で、私と村瀨孝生さんの共著『介護のドラマツルギー』が紹介されました。なんと「アンチエイジングに抗う」と題して、高橋源一郎さんの『ぼくたちはどう老いるか』と並んで「アンチ・アンチエイジングの本」として紹介されています。これにはびっくり。アンチエイジングを主題にしたつもりはなかったのですが、言われてみれば、まさにそうも読める。記者がこの2冊を並べて紹介してくれたので、新たな視点をいただいたようで嬉しくなりますね。私たちの本は「意外な発想に満ちている」という評価もいただきました。これもうれしかったですね。(記事の一部だけ紹介します)


3月14日に東京・広尾の日本赤十字看護大学でひらかれた日本保健医療福祉学会の研究会で『介護のドラマツルギー』について講演しました。久しぶりの学会報告、しかもコメンテーターではなく、報告書として招聘されて。私は介護やケアの実践家でも研究者でもありませんが、福岡のユニークな介護施設「宅老所よりあい」のことは20年以上にわたって見てきました。そのうえで「宅老所よりあい」の代表の村瀨孝生さんと2年半にわたっていっしょに本をつくる作業をしてきて考えたことをお話ししました。「宅老所よりあい」と村瀨孝生さんには2つの不思議と謎がある、というところから講演をはじめました。まず入口は、なぜ谷川俊太郎さんが「宅老所よりあい」を早くから評価していたのはなぜか、からはじめました。討論者は木更津でユニークな「宅老所井戸端げんき」を運営されている伊藤英樹さん、法政大でケア研究者の三井さよさんでした。なかなか面白い研究会になったと思います。


 

主催:日本保健医療社会学会研究活動委員会、看護・ケア研究部会
日時:2026年3月14日(土)13:30~16:30
場所:日本赤十字看護大学601講義室(ハイブリッド)
テーマ:「ケアを問いなおす――『介護のドラマツルギー』をめぐって」
講演者:安立 清史(九州大学名誉教授)
指定討論者:三井さよ(法政大学)・伊藤英樹(NPO法人井戸端介護)
司会:坂井志織(東京都立大学)・松繁卓哉(追手門学院大学)・本多康生(福岡大学)
企画主旨:
本公開企画では、2025年5月に開催された日本保健医療社会学会第51回大会「Health and Medical Sociology in Motion:「越境」をさぐる」および、7月のアフター企画「介護・福祉の可能性――ケアの価値を再考する」を受け、介護をテーマに議論を深 めていきたい。『介護のドラマツルギー――老いとぼけの世界』(弦書房)を共著で 刊行された社会学者の安立清史さんを講演者としてお招きし、宅老所の日々の営みを通して、老いてゆく人とそれを見守る人々のかかわりを、「介護のドラマツルギー」 という視点から報告していただく。
さらに、指定討論者は2名の方にお願いしている。多摩地域における知的障害当事者 支援活動の参与観察を長年続けてこられた三井さよさんには、社会学者の視点からコ メントしていただく。千葉県木更津市の宅老所「井戸端げんき」で、認知症、精神疾患、身体障害を抱えた人々と向き合って、共生ケアを実践してこられた伊藤英樹さんには、現場の視点からコメントをいただく。全体討論では、多様なケアの場で起きている出来事を、実践者と研究者がいかに言葉によって捉え、記述し、共有しうるのかを、参加者とともに議論したい。会場にお越しいただける方には、ぜひ対面でのご参加をお願いしたい。

※遠方等の事情により来場が難しい方を対象に、オンライン参加(ハイブリッド)も併用予定ですが、通信環境等の都合により、接続の安定性や参加を確約するものではありません。あらかじめご了承ください。
※参加費無料・一般参加可
研究例会参加申込フォーム:
https://forms.gle/uSKHYGpT21S3V3dj9


3月に東京の日本赤十字看護大学で開催される、日本保健医療社会学会の公開研究会で『介護のドラマツルギー』についてお話しすることになりました。討論者がきまったようです。三井さよ(法政大)さんと「宅老所井戸端げんき」の伊藤英樹さん。なかなかすごい人選ですね。いそいで伊藤さんの書いた本を読みはじめています。


日本保健医療社会学会 2025年度第5回定例研究会/看護・ケア研究部会公開企画
(主催:日本保健医療社会学会研究活動委員会、看護・ケア研究部会)
日時:2026年3月14日(土)13:30~16:30
場所:日本赤十字看護大学601講義室+Zoomによるハイブリッド
テーマ:「ケアを問いなおす――『介護のドラマツルギー』をめぐって」
講演者:安立清史(九州大学名誉教授)
指定討論者:三井さよ(法政大学)、伊藤英樹(NPO法人井戸端介護)
  司会:坂井志織(東京都立大学)・松繁卓哉(追手門学院大学)・本多康生(福岡大学)
※参加費無料・一般参加可


1月に、読売新聞東京本社(文化部)の記者から『介護のドラマツルギー』について、村瀨孝生さんと私が取材を受けました。わざわざ東京から取材にくるだけあって通り一遍の質問ではなく、2時間みっちりの取材でした。取材の終わりの写真撮影も、「よりあいの森」のさまざまな場所で連写しながら撮影するので、びっくりしました。さぁて、どんな記事になるのでしょうか。楽しみです。(その記事は、3月21日の読売新聞・夕刊記事になりました)