今週の一押しポッドキャスト
今週の一押しポッドキャスト
先週から今週にかけて通勤のクルマの中で聞いたポッドキャストの中で、一押しはこれかな。
「People 姜尚中 多士済々 悩みの海を漕ぎ渡れ」
ライフセーバー、蛭間龍矢さん
http://podcast.jfn.co.jp/poddata/people/tashi/tashi_podcast_vol008.mp3
姜尚中さん、息子さんを亡くされたんですね。
自生的な社会ルールか、アファーマティブ・アクションか
自生的な社会ルールか、アファーマティブ・アクションか
先日の東京新聞につづいて、昨日は西日本新聞からも電話取材がありました。国土交通省が、ベビーカーの車内持ち込みルールを作ろうとしていることについてです。基本的には、東京新聞と同じようにコメントしました。本来は、市民が母親の声に応えるように自然にルールが形成されることが望ましいが、昨今のような「自己責任」や「競争社会」といった社会的弱者を切り捨てようとする新保守主義的な時代にあっては、そのようなボトムアップ的なルール形成は望めない。アメリカのアファーマティブ・アクションのような形でルールが作られることも(過渡期的には)必要だろうとコメントしました。ふたつの取材を受けると、新聞記者も、けっこう、同じような問題を、同じような取材意図をもって、同じように考える傾向があるのだなぁ、と思いました。
【注】
アファーマティブ・アクションとは、
アファーマティブ・アクション(affirmative action)とは弱者集団の不利な現状を、歴史的経緯や社会環境を鑑みた上で是正するための改善措置のこと。この場合の是正措置とは、民族や人種や出自による差別と貧困に悩む被差別集団の進学や就職や職場における昇進においての特別な採用枠の設置や試験点数の割り増しなどの直接の優遇措置を指す。日本においてはこのような施策は、日本国憲法第14条(法の下の平等)違反の可能性もあって、環境の改善措置が強調されている。
欧州(EUおよびEU諸国)で使用される「積極的差別是正措置」の英語表現であり、弱者集団の現状是正のための進学や就職や昇進における直接の優遇措置を指す。よって「改善措置」あるいは「改善目的の差別」とすると原意が理解しやすい。(ウィキペディアより)
野崎歓『香港映画は二度死ぬ~中国返還以降の挑戦』
福岡ユネスコ協会文化講演会
野崎歓『香港映画は二度死ぬ~中国返還以降の挑戦』
6/1土 福岡市総合図書館映像ホール シネラ
1,200円他
講演会:13時半~野崎歓教授
上映:15時~『玻璃の城』
監督:メイベル・チャン 主演:レオン・ライ/スーチー
1998年/35ミリ/カラー/111分/香港
http://www.focus-on-asia.com/entry/3390
ワーグナーの「タンホイザー」の城を訪ねて
ワーグナーの「タンホイザー」を訪ねて
ワーグナー生誕200周年ということで、ワーグナーに関連した所を思い出しています。おりしも、成蹊大学の小林盾さんはハンブルグでタンホイザーをご覧になったそうです。私は「タンホイザー」は序曲しか聴いたことがありませんが(序曲は有名ですからね)、この『タンホイザー』(Tannhäuser)は、リヒャルト・ワーグナーが作曲した、全3幕で構成されるオペラで、正式な名称は『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』というのだそうです。
昨年、ドイツをレンタカーをしていた時、このタンホイザーの城に行きました。
ヴァルトブルク城はドイツのテューリンゲン州にある史跡で、バッハの生まれ故郷アイゼナハの郊外の山上に位置します。
。ヴァルトブルクの歌合戦の伝説は13世紀、テューリンゲン方伯ヘルマン1世の宮殿で行われた歌合戦で、負けたほうが命を落とすというものなのだそうだ。
これが、その歌合戦の舞台なんです。1999年12月、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」誕生の地
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」誕生の地
ワグナー生誕200年ということで、ドイツZDFとか、いろいろな海外メディアが紹介していました。ワグナーの音楽的な突出ぶりと、マイナスとりわけその反ユダヤ主義が、いまでも問題視されていますね。
さて、以下の写真は、数年前、スイスを旅したとき、旅のおわりにチューリヒ郊外の高級住宅地にあるヴェーゼンドンク邸を訪ねたときのもの。富豪ヴェーゼンドンク邸の敷地内に、豪勢な建物を間借りして「ニーベルングの指輪」四部作の「ジークフリート」を作曲中だったそうですが、マチルデ・ヴェーゼンドンク夫人との恋愛が、楽劇「トリスタンとイゾルテ」につながっていったのだそうです・・・。これまで、あんまり、まじめにワグナーを聴いてきたわけでもないので、なんだか、そう、言われてもねぇ。
でも、この邸宅のロケーションといい、庭のすばらしさといい、ヨーロッパの富裕な人たちの生活がしのばれますね。日本だと、こういう庭園は、ぜったい造らない(造れない)だろうなぁ。
宮澤賢治の温泉
宮澤賢治の温泉
花巻の宮澤賢治記念館で、いろいろ教えてもらって、花巻周辺の宮澤賢治の足跡をめぐってきました(今年、4月下旬のこと)。
花巻周辺には、山間いに、たくさん温泉地があります。花巻温泉郷、台温泉、大沢温泉、鉛温泉、などなど。
記念館の学芸員の人がお薦めというのは、宮澤賢治の父親が夏に、浄土真宗の講習会などを開いていた「大沢温泉」です。
そこで、さっそく、いってみました。
ここは、古い湯治場から始まった歴史ある温泉。すっかり近代的なホテルになっている部分もありますが、いちばん奥は、昔からの湯治場です。
宮澤賢治も、父親に連れられて、きっと、ここに滞在したにちがいありません。
インフォメーション
安立清史(「超高齢社会研究所」代表、九州大学名誉教授)のホームページとブログです──新著『福祉の起原』(弦書房)が出版されました。これまで『超高齢社会の乗り越え方』、『21世紀の《想像の共同体》─ボランティアの原理 非営利の可能性』、『ボランティアと有償ボランティア』(弦書房)、『福祉NPOの社会学』(東京大学出版会)などの著書があります。「超高齢社会研究所」代表をつとめています。https://aging-society.jp/ 参照
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