サプライズでした。
一般社団法人日本著作権教育研究会という団体から連絡があって知りました。
私が一昨年出版した『ボランティアと有償ボランティア』(弦書房)が、今年の久留米大学・人間健康学部・スポーツ医科学科の入試問題(小論文)に出題されたそうです。過去問集に収録されるので許可をとの連絡で初めて知りました。入試問題は事前に著作者に相談するわけにもいかず、いつも事後承諾になる事情は知っておりましたが、まさか自分の著作が意外な学部の小論文試験で出題されていたとは。


共同通信記者の田北明大さんという方が、私の新著『福祉社会学の思考』(弦書房)をコンパクトにまとめて紹介して下さいました。これは山陽新聞に掲載されたものですが、ほかにも、福島民報、千葉日報、中国新聞、沖縄タイムスにも掲載されたようです。うれしいですね。とくに、ジブリ映画の「君たちはどう生きるか」に触発されて福祉社会学の課題について考えたところをしっかり押さえていただけたのが、とても嬉しいです。


長湯温泉
今回はラムネ温泉だけでなく「がに湯」も見たあと「御前湯」にゆっくりつかりました。ここ良いですね。二階には、松山の坊ちゃんの湯を思い出させるような大広間があって入浴後にお昼寝している人たちがいました。さらに「正直屋」という食堂で「エノハ寿司」(アマゴの寿司、エノキの葉に似ている?)まで食し、さらにラムネ温泉をプロデュースしている「大丸旅館」の立ち寄り湯や、「B・B・C長湯」に併設された「林の中の小さな図書館」まで見学することができました。ここは長逗留してみたいところですね。


ラムネ温泉(大分県竹田市・長湯温泉)
大分県竹田市の「長湯温泉」に「ラムネ温泉」があります。不思議な炭酸湯で、露天のぬる湯なのですが、つかっていると全身に無数の泡がついてきます。他ではなかなか味わえない温泉です。10数年前にいちど来たことがありました。福岡からは少し遠いのですが、先週末、娘夫妻に連れて行ってもらいました。ここ、建築史家の藤森照信の設計で、じつにユニークでかわいい建物です。近くの長湯温泉も「御前湯」など風格ある建物です。週末の昼過ぎ、地元の人ばかりで、みなさん温泉の達人の風貌。無言で夢幻の世界にひたっていました。


CareTEX福岡’24 専門セミナーで講演します

「第7回 CareTEX福岡’24」の基調講演者のひとりとして、7/4(木) 13:20~14:20に講演することになりました。テーマは「超高齢社会の乗り越え方~高齢社会へのマイナス思考をプラス思考へ転じるには~」です。

 https://fukuoka.caretex.jp/info/conference2024


ジブリ温泉(その2)
NHKで放映された「 宮﨑駿と青サギと…「君たちはどう生きるか」への道」に出てくる温泉。ひとつは群馬県のS温泉でした。もうひとつは岩手県花巻のO温泉ですね。10年ほど前ですが立ち寄り湯で行ったことがあります。ここは宮沢賢治の父親が浄土真宗の講習会をやっていた温泉ですね。旅館部と湯治部があって、最近では茅葺きの館をギャラリーに改装したようです。そこでなんと「鈴木敏夫とジブリ展2」をやっているようです。10年前には考えられなかったことです。


 

映画「二十四の瞳」(木下恵介監督,1954)を観る
春四月、桜とともに入学式もおわり新学期が始まりました。毎年4月は、新入生のきらきらした瞳がまぶしい季節ですね。
このタイミングで木下恵介監督・高峰秀子主演の映画「二十四の瞳」を観ました。初見だったのですが、事前のイメージとまるで違う映画でした。これにはびっくりでした。離島の小さな分教場で、小学一年生と新米の女性教員とが繰り広げる心温まる師弟の物語──そういう物語ではありませんでした。教室のエピソードは前半さらっと少しだけ。後半は、もう延々と戦争と貧困で運命を狂わされていく子どもたちへの鎮魂歌のような映画でした。そういえばこの映画が作られた1954年はGHQの占領が終わったすぐあと。「ゴジラ(1954)」が大ヒットした年でもあります。「ゴジラ」も戦争の死者への鎮魂歌のような映画でした。


録画しておいたNHKの「 宮﨑駿と青サギと…「君たちはどう生きるか」への道」という2時間番組をみおわりました。半ばまできて、あっ、と声がでました。宮崎さんや鈴木さんたちジブリのスタッフが温泉にいくシーンが全体の中に二カ所あるのですが、そのひとつが、群馬県のS温泉です。この温泉、昨年行ったのです。そして、たしかに、宿に宮崎さんの色紙が飾られていたのを覚えています。その時は、まだ新作「君たちはどう生きるか」が公開される前だったので、ふうーん、宮崎駿さんも来たんだ、なにしろこの温泉「千と千尋の神隠し」にそっくりだからなぁ、などとかるく思っていたのです。じつは「君たちはどう生きるか」で苦闘しているさなかにきていたのですね。


 

「無法松の一生」を観る
このところ昭和30年代の日本映画を続けて観ています。シネラ(福岡市総合図書)が「高峰秀子と京マチ子の特集」をしているのです。こうして「無法松の一生」「雨月物語」「喜びも悲しみも幾年月」「浮雲」「24の瞳」などを観ました。昭和30年代というと戦後10年たらず。私が生まれた頃の時代です。まだ町には戦争の爪痕と貧困がありました。これらの映画を観ながら、ひとつ感あり。ストーリーの構造がとっても「古い」こと。無法松なんか「車夫」ですからね。車夫なのに人物も行動も立派である、というところで映画が成立している。「喜びも悲しみも幾年月」だと「灯台守」です。このあたりの物語の成立背景がいかにも古い。しかも古いだけではない。偏見や差別とまでは言わないが、平凡な庶民にもこんな立派な生き方をした人たちがいる……というような「上から目線」で見下しながら持ち上げて評価するような、そんな脚本家の視点が、現在からみるとどうしても気になります。やはり時代の制約なのでしょうか。それにしても、こんなに古い白黒映画に観客がいっぱい。「みんな老人ばかりだな」と隣の人が席を立つとき、ぽつりと言いました。


福岡の桜もあとは八重桜を残すばかりとなりました。近くの大濠公園の中に日本庭園があるのですが、そこで「大濠雲海」というのをやっています。池の中からミストをとばして雲海のようなものをつくりだすのです。これは昨年、名古屋のジブリパークでも見たことがありました。30分おきに数分間、雲海がみられます。娘は温泉地の湯けむりみたいと言っておりましたけれど。(中は外国人客ばかりでした)


昨日は、福岡の名だたる社会福祉法人の理事長や施設長の方々が、大阪公立大学の関川芳孝先生を囲んで30年もつづく勉強会に呼んでいただきました。新著『福祉社会学の思考』のことについてお話ししたあと関川先生と対談をさせていただきましたが熱心に聞いていただきました。組織や団体主催の研修会ではありません。最初は7施設の方々の小さな勉強会だったそうですが、それが30年も続いているというのは素晴らしいことだと思います。


新著『福祉社会学の思考』(弦書房)を紹介します。
第1部「福祉社会学・再考」で、これまでの30数年の私の福祉社会学の歩みをふり返っています。私はいったい何をしてきたのだろうかと自問自答しながら。
第2部「福祉社会学の思考」は、これまでの30年間の習作の中からいくつかを収録しました。テーマの中心は「超高齢社会」という意識の中にひそむエイジズムです。また制度的福祉ではない自発的福祉、エイジズムに対抗した米国の高齢者NPO、米国の「Non Profit 」と日本の「公益法人」との違い、そして「非営利」の可能性でした。
第3部「福祉社会学の課題」では、宮崎駿監督の新作映画「君たちはどう生きるか」に触発されて、主人公「眞人」の中にひそむ悪意(悪ではない悪意)というテーマに挑みました。考えてみると「眞人」という名前は「福祉」に似ています。そして副田義也の福祉社会学は、まさに「社会福祉の中から生まれてくる悪意」をテーマの中心(のひとつ)に据えていました。最後には「アール・ブリュット」に触発されて、最低限の生活保障としての社会福祉が、暗黙のうちに見えない天井となっていること、それを突破する人たちがいることを紹介しながら「福祉」という枠をどう乗り越えていくかを考えようとしています。



Chat GPTというのが評判ですね。日頃から疑問に思っていることで、Chat GPTにちょっと論争をふっかけてみました。
①「クローズ・アップ」という表現は、へんですね。閉じてアップする?近寄って詳しくみるなら「クロース・アップ」が正しいのではないですか。②キャリア教育というのはへんですね。それでは「運搬教育」ではないですか。キャリアじゃなくて「カリア教育」が正しいのでは?③カメラで接写レンズのことを「マクロ・レンズ」というのもへんですね。たとえば「マクロ経済学」は大きなスコープとスパンで見る経済学ですよね。「マイクロ・レンズ」ではないですか等々。こう議論をふっかけてみると、Chat GPTはどう答えるか。なかなかうがったことを答えてきます。理屈だけではない答え方になっていて、納得はできないけれど、面白いですね。考えさせられますね。


昨年の今頃は最終講義その他でゆっくり花見など出来ませんでした。今日は福岡の西公園を巡りました。ここは万葉集にも出てくる「荒津の崎」。遣唐使や遣隋使がこのあたりから出航していったところです。桜の彼方に志賀島や能古島も見えます。どこも満開の桜でした。ソメイヨシノには幽玄さはありませんが、満開の時期にはまさに光り輝いているようです。


昨日は、福岡・舞鶴城内の様々な桜が、一挙に満開を迎えました。例年にないことです。黒田如水邸跡にある岐阜の薄墨桜、三春の滝桜、北海道の松前桜、祇園の紅垂桜、ソメイヨシノ、どれも満開で壮観でした。家族で薄墨桜の下でピクニックランチをしました。あっというまに薄墨桜が散り始めています。今日の福岡は大雨です。桜のピークはあっというまに終わっていくのでしょうか。


当初は全国トップを切っての開花予想が出ていた福岡ですが、予想より1週間以上、昨年よりも9日もおそく、今日ようやぐソメイヨシノの開花宣言がでました。何しろこのところ寒かったですからね。近くの気象台にある開花宣言の標準木を観に行きましたが、わずか4輪か5輪ほどが咲き始めていたにすぎませんでした。でも、黒田如水の隠居跡の滝桜や、福岡城下の垂れ桜の数本はすでに満開でした。


私の新著『福祉社会学の思考』(弦書房)がもうすぐ出版されます。
はじめに
第1部 福祉社会学・再考
第2部 福祉社会学の思考
第3部 福祉社会学の課題
福祉への問い、福祉からの問い

毎回、自己ベストの更新をめざして書いているつもりなのですが──はたして今回はどう評価されるでしょうか。


福岡の大濠公園を散歩していると福岡城跡になんだか奇っ怪な太守台のような建物が。近くに行ってみると仮設の天守台のようです。福岡の桜祭りの間、ライトアップされるらしい。まだ寒いけれど、はたして開花予報どおりあと一日で桜は開花するのだろうか。きょう見た感じでは数日、遅れそうですが。(いつも真っ先に咲き始める垂れ桜もまだ数輪)


昨日は福岡ユネスコ文化セミナーでした。政治学の中島岳志さん、哲学の國分功一郎さんお二人の講演と対談──これは近来にない濃密な時間でした。中島さんによるヒンディー語の「与格」と國分さんの「中動態」とが重なり合っていく議論。その後の打ち上げで、また楽しい時間をいただきました(中島さんは少しおくれて参加されたので写っていないのですが)。


福岡・桜祭り
気候が急に春めいてきました。来週には「桜開花」宣言がでそうですね。
さて、福岡。今年はまたずいぶんと派手な「桜まつり」になりそうです。
なんとまぁ、福岡城「幻の天守閣」ライトアップ・イベント──大濠公園を夕方散歩していると、いきなりお城の天守台が建ち上がっているのでびっくり。ずいぶんと派手なイベントですねぇ。