From the monthly archives: "12月 2012"

静岡にきました。
福岡は朝からいつものようにどんより暗く曇っていて、そのうえ雨が降りましたから寒かったです。福岡空港を飛び立つと、上空は強いジェット気流の追い風でした。秒速80キロメートルとかいっていました。名古屋をすぎるころから雲はきれてきて、やがて富士山が美しくみえてきました。冬場は、いつもそうですが、西日本は雲に覆われ、名古屋あたりから晴天になりますね。冬は東日本がまぶしいほど晴天ですね。眼が痛いほど透き通った晴天になります。さて、福岡からは、フライトは1時間ちょっとで、あっというまに静岡空港に到着。静岡は快晴。しかし、快晴なれども風つよし。体感温度は、福岡よりもずっとて寒いですね。今年いちばんの寒さのようです。


静岡空港2

東京自由大学
東京神田に、NPO法人・東京自由大学というのがあります。
先日、神田の路地裏のビルの一室にあるこの小さな「大学」で、社会学者・大澤真幸さんのゼミ(というか講義)に出席してきました。
大澤真幸さんは、じつは、大学時代の同級生で親友です。現在、もっとも活発に言論活動をしている社会学者のひとりだと思います。
311後の日本社会についても活発に発言していますが『夢よりも深い覚醒へ―3・11後の哲学』(岩波新書)などは、私の演習でも取り上げてじっくりと読みましたが、じつに多くのことを考えさせてくれるものだったと思います。
小泉時代の郵政民営化選挙、前回の民主党政権奪取の総選挙とくらべて、今回の選挙でなぜ投票率がこれほどまでに低かったのかについて、じつに卓越した分析を話していました。前回2回の総選挙は、実質的に私たちの生活の根幹に関わる本質的な問題ではなかったので、安心してして「エレベーターの閉ボタン」をみんなが一所懸命押すように、投票した。それにたいして、今回の選挙は、実質的な選択ができる「自由」を与えられたにもかかわらず、私たちはこの「選択」のまえに「ひるんでしまった」。喩えていえば、生活習慣病にかかった私たちが「いずれ、生活を変えなければならない」ことは分かっていても、すぐに生活習慣を変えろと言われると、「きょうからなんて、いきなりできないよ」「いずれするよ、いずれ」とかえって猛反発したのではないか、と分析していました。ほんとうに、そのとおりですね。


東京自由大学

子どものクリスマス
今年は家の中にクリスマスツリーもデコレーションも出てこないので、奥さんに聞いてみた。すると「子どもが受験生ですから、今年は、クリスマスはありません」と言われた。そうだなぁ。クリスマスは、子どもたちのためだもんなぁ。つい先日も、子ども(小学6年生)に「今年は、サンタさんに何を頼んだの」と聞いてみたら「お父さんは、まだぼくがサンタを信じてると思っているの」と問い返された。がぁーん。ショックを受けてしまった。なんだかなぁ、そういうものなのかなぁ。子どもたちにとっても「夢」を持ち続けるのは、難しいことなのだなぁ。子どもたちは、夢みがちなんかじゃなくて「現実的」なんだなぁ。大人のほうが「子どもが子どもでありつづけているという夢をみつづけていたい」という意味で夢見がちなのかなぁ。


きょねんのクリスマス3

詩人の金芝河さんのその後
韓国からの留学生に調べてもらったところ、詩人の金芝河さんの、独裁政権終了後の人生は、波瀾万丈、紆余曲折、賛否両論。独裁政治がおわったあとの後の人生の処し方については様々な批判もあるようです。とくに今回の大統領選挙においては、金芝河は、なんと朴クネさんの陣営の支持にまわったとか。そこで、かつてのレジスタンス仲間からは猛批判されているといいます。ええっ・・・。なにしろ、金芝河さんを長年牢にとじこめたのは独裁時代の朴さんの父親だったんですからね。なにか、人生の大転換があったんでしょうか。なかなか人生首尾一貫することは難しいのでしょうか。


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私は「安立」ですが、東京の「足立」区を歩いてきました。私は「足立」や「安達」など、よく書き間違われることがあります。
なぜ「足立区」に行ったかというとひょんなことなのです。
松尾芭蕉・奥の細道、旅立ちの場所が、千住大橋のたもとだというので、荒川区の南千住から歩いて行ってみました。
いまは殺風景になってしまった千住大橋をわたると荒川区から足立区になるのです。橋のたもとをすぎて旧日光街道に入るところが、ここにはなんと「足立市場」(東京中央卸売市場)なのでした。とつぜん「足立市場」があってびっくりしました。おそらく私とは何の関係もない「足立」なんですが・・・。


あだちいちば

あだちいちば2

 

年内授業の終了
2012年12月20日で年内の私の授業は終わりました。4年生への卒論指導も終わりました。あとは、1月10日の卒論提出へ向けて、みなさん、がんばって下さい。
夕方から、恒例の社会学忘年会をしました。恒例の記念撮影もしました。


2012

韓国大統領選の結果
韓国で初の女性大統領が選出された。
賛否両論はげしかっただろうけれど、投票率75パーセントというのも、すごいものだ。
朴さんは、とても温厚そうな、懐の深そうな人のように見える。
日本の政治家よりも、いちまい上手かもしれないなぁ。
しかし朴さんの父親は、軍事独裁政権時代の大統領。その時代の象徴が、金大中さんと、詩人の金芝河さんだった。
当時の岩波の『世界』では、毎月、韓国の問題を特集していたことを思い出す。
写真は、2007年、ソウルのシンポジウムに出演された、あの抵抗詩人の金芝河さんである。


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韓国の大統領選挙
韓国の大統領選挙が始まった。BSニュースでKBSの報道を毎日みてきた。また大統領選挙については、韓国からの留学生と、毎週のように話し合ってきました。
韓国は、若い人たちが、政治に燃えている。「政治に燃える」というのは考えてみると不思議なことでもあり、日本でかつての「政治のシーズン」というのは、変えようなのない体制に「断固反対」というデモをしていくことだった。ところが、韓国では、選挙を通じて、大統領を直接かえることができ、一挙に大変革ができるシステムのせいか、「選挙」を通じて「政治」に関わる若者が、日本よりもだんぜん多いようだ。
反面、そのくらい政治に燃えないと、若い世代のかかえている問題が解決されないからではないか、とも考えられるのだが、そのあたりの解釈は微妙だ。
いずれにせよ、日本の若い世代とは大違いだ。
韓国には、若い、強烈なエネルギーを感じる。ときにそのエネルギーが奔流していくようなところがあるけれど・・・


そうる3

そうる2

 

(写真は2007年、シンポジウムに参加するためソウルを訪問した時のもの。街には屋台がでて、ソウル名物の「豚足」が山盛りにあった)

東京温暖化
「地球温暖化」などというが、福岡は玄界灘に面して、冬は日本海側気候で、けっこう寒い曇天がつづく。ところが、東京につくと、これは太平洋に南面しているから、くっきりと晴れ上がって、日差しも強いし温かい。飛行機から見る富士山は、まさに北斎や広重の世界だ。羽田空港について電車にのって会議に出席して再び空港にもどるなら、コートは不要、セーターだけで十分。これは「東京温暖化」と言うべきではないか、ちょっと東京は異常な世界である。今回の選挙でも、この東京の前知事と大阪の知事の暴走で、何がなんだか分からないようなことになってしまった。福岡は、東京よりも,韓国や中国のほうが、距離的に近いのだが。


ふじ 2

ふじ2012

 

現実への逃避
ふつう「現実からの逃避」という。直面する過酷な現実から目を背けて・・・へと逃避する、というように。でも、今回の総選挙は、ほんとうに決断しなくてはいけない問題、将来に必ずおこる問題にたいして、目の前の「現実」をもってきて、決断をおくらせる、というような「現実への逃避」の構造があると思う。景気対策とか、電力不足とか、そういう「現実」を持ち出してきて、本当にしなければならない決断や実行から回避しようとしているのではないか。


イルミネーション5 ライトアップ・ウォーク13