From the monthly archives: "8月 2025"

「名画泥棒ルーベン・ブラント」
EUフィルム・ディズというイベントでハンガリーのアニメ「名画泥棒ルーベン・ブラント(Ruben Brandt, Collector)」(2018)という作品を観ました。名画の盗難と探偵の追跡の物語というあらすじですが、そこに本当の焦点はなく、シーク&ファインドの疾走感と飛翔や跳躍がこの映画の中心でしょう。いきなりの大画面と疾走する物語。これは凄い。ジブリの手書きの風景とはまったく違った現代的なテイストの映像と背景に魅入ってしまう。切り返しや場面転換の素早いアクション。超高性能の動態アニメというべきか。主人公のひとり「ミミ」の造形が興味深い。ジブリのような子どもが自己投入できるキャラクターではまったくないのに、とても魅力的。ハードボイルドな女性キャラクターですね。アニメといいつつ子ども向けではない大人むけのテイストをもった映画が可能だということ。しかもこれがハンガリーという国から出てきたいうことに、しばらく理解が追いつかない。


老人性アメイジング! 寿ぎと分解
「せたがや文化財団・生活工房」とい未知の団体をYouTubeで知りました。9月に出版される『介護のドラマツルギー』の共著者・村瀨孝生さんが、昨年に続いて今年も「老人性アメイジング」という摩訶不思議なイベントに出演されて、それがYouTube動画で配信されているからです。これは控えめに言って不思議なイベント、もっというと驚愕のシンポジウムの記録といって良いでしょう。何しろ、昨年は「老いとベートーベンと介護」、今年は「老いと分解とストラヴィンスキー」ですからね。村瀬さんが介護小噺をしたあと、伊藤亜沙さんや藤原辰史さんらと鼎談して、そのあと弦楽四重奏やピアノデュオの演奏がはいる、というのです。どうしてこんなイベントが可能になったんだろう。凄いことですね。これは世にも稀有なイベントだったのではないでしょうか。


「老いとぼけの自由な世界」村瀨孝生さんの福岡ユネスコ協会主催の講演会が開かれます
2年越しで取り組んできた共著書『介護のドラマツルギー』がもうすぐ出版されます。全国的に有名な介護施設「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんと、社会学の安立清史とが、介護とは何か、介護にとって「ことば」とは何か、老いと認知症と介護のドラマについて、考えあい、論じあった本です。


村瀨孝生さんとの共著『介護のドラマツルギー』が出版されます
福岡の介護施設「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんと2年越しで作ってきた共著『介護のドラマツルギー』(弦書房)がようやく完成のはこびとなりました。9月早々には出版の予定です。目次を見るとお分かりになると思いますが、かなり攻めています。ユニークで斬新で面白い本になっているのではないかと思います。9月後半からは二人でブックトークなど始める予定です。講演や研修、ブックトークなどを企画してみたいという方がいらっしゃればぜひご連絡ください。