From the monthly archives: "11月 2012"

晩秋の不思議な風景、中国の櫂の樹とリュウゼツランの開花。
この時期、九州大学・箱崎キャンパス・文系地区の中庭には、不思議な光景が出現する。私だけだろうか、これが不思議と思うのは。中国の孔子廟から移植されてきた櫂の樹(ちゃんと根元に由来が書いてある)が、だんだん見事に色付くにつれて、リュウゼツランの一種とおぼしき熱帯産(なのかどうか)の開花が、同時に起こってくるのです。これは不思議な光景ではないでしょうか。


「田川市石炭歴史博物館」山本作兵衛原画展
11月17日の「山本作兵衛と日本の近代」シンポジウムで関心を深めたので、翌日に家内といっしょに田川の「田川市石炭歴史博物館」に行って、春と秋の年に2回のみ公開という山本作兵衛さんの原画を見てきました。田川は、クルマで福岡から50キロ、往復で100キロ。ちょっと遠いですね。まだ紅葉がさかんでした。「田川市石炭歴史博物館」、まさに昔の炭田の上にたっていて、炭住や煙突やつり上げ機など、いろんなものが博物館として残されています。ディープですね。
山本作兵衛さんの原画は、保存を考えて、あまり公開しないのだそうですが、原画は、色も鮮明で、びっくりするほど美しいものですね。


世界記憶遺産、山本作兵衛シンポジウム
福岡ユネスコ協会主催のシンポジウム「山本作兵衛と日本の近代」シンポジウムがレソラNTT夢天神ホールで開催された。
マイケル・ピアソンさんによる、ユネスコ世界記憶遺産への登録のプロセス(世界遺産、世界記憶遺産、世界無形文化財遺産との違いなど)の解説も意義深かったし、その後の、田川石炭・歴史博物館の学芸員さんからの解説、生前の山本作兵衛さんと親交のあった田中先生の話、画家の菊畑さんの熱い解説、有馬先生による山本作兵衛という「方法」の解説など、盛りだくさんで、あっというまに一日が終わりました。願わくば、もっと若い世代の人たちに、こういう話をきいてもらって、地域の歴史を深くほりさげると、世界に通じる道筋が見えて来るという、わくわくすような知的刺激を共有してほしかったのですが。


親指シフト・キーボードとThinkPad、MacBook
アクセス数をみると、意外にも、最近の記事でもっとも読まれているのは「親指シフトはキーボードの「ガラパゴス化」なのか」でした。
「ガラパゴス化」どころではなく、親指シフターが、いまだ、たくさん生息しているということでしょうね、きっと。
私もこれまで、親指シフトは「ガラパゴス化」して消滅していく「絶滅危惧種」なのかと不安に思ったこともありましたが、このところ、すこし安心を回復してきているところです。
なにしろ、親指シフターは、社会学ではメジャーです。知っているところでも、橋爪大三郎さん、佐藤健二さん、大澤真幸さん、宮台真司さん、立岩真也さんなど著名な社会学者ばかりです。そもそも、私たちは、大学院時代に、橋爪大三郎さんに布教されて親指シフトに改宗した親指シフターの第一世代なのです。それ以来、30年近く親指シフトひとすじ。もちろん元祖の富士通オアシスはとっくに消滅していますが、みなさんそれぞれにマックの親指シフトにいったり、ThinkPadの親指シフト化にいったり、道それぞれですが、親指シフトにこだわり続けています。
私の場合、オアシスが衰退したあと、NECの9801という今から見れば「ガラパゴス化」したマシンに、当時アスキーから出ていた「親指シフト・キーボード」をつけたり、リュウドの「Rボード」にしたり、富士通のキーボード買ったり、いろいろと苦労しました。しかし、こういう特化した「ガラパゴス化」したキーボードは、オーエスのバージョンが変わると動かなくなって、懲りました。なにしろ、キーボードのドライバが開発ストップするとお手上げなんですね。
そこで行き着いたのは、IBMのThinkPadを親指化するソフトウェアでした。親指くんとか、親指ひゅん、とか、Nicolatterとか、いろいろな無償ソフトが出回っています。みんな苦労しているんだな。それに応えてくれる人がいるんだな。と感慨深いものでした。
でも、挙動がおかしくなりやすく、ウィンドウズのバージョンが変わるとだめになったり、32ビットを64ビットのウィンドウズにすると動かなくなったり、けっこうまだ課題は残されています。現在は「やまぶき」というソフトを使って64ビットのウィンドウズ7を親指シフト化しています。聞くところでは、キーボードの入力を、こうしたソフトウェアが「フックして(途中で奪い取って)」、キーアサインを変えて、ワープロなどのソフトウェアに渡すという仕組みらしいです。途中で変換してるんですね。だから、時々、へんな具合になるんだ。
最近は、マックのほうが親指シフトしやすく、いくつもフリーソフトが出ているようですが、東京大学の佐藤健二さんに紹介された「テスラ」の「野良ビルド」版を使って、私もマックを親指シフト化して使っています。でも、マックの場合、私には、どうもキーボードがぺなぺなで打ちにくいです。メインとしては、いまだにThinkPadのほうを使っています。大型マシンには、評価が高い、東プレの「Real Force」というキーボードを外付けで使っています。でも、ほとんどは、ThinkPadのキーボードを使っている次第です。ThinkPadも、新世代のものは、キーボードが変わったというのでまだ使っていません。まえの世代のThinkPadのキーボードは、とっても、いいです。これが大好きなんです。
ほかの親指シフターの方々は、どんな工夫をされておるのでしょうか。きっとこだわりがあるでしょうね。


卒論題目検討会
九州大学文学部4年生全員による卒論題目検討会が、2,3年生も参加して満員の会場で開催されました。これでいよいよ卒論題目が確定しました。もう変更はできません。あとは1月10日の提出日まで、あと50日あまりとなりました。4年生の皆さんには、今年は、クリスマスも正月もないという覚悟でがんばって下さい。卒論提出のあとで、ゆっくりとクリスマスと正月気分を味わうつもりで。


「博多ライトアップ・ウォーク」。海外からやってこられた先生方(シンシア・ボーゲル先生、ヴァン・フーテム先生、ジェフ倉重先生)に呼びかけたところ、たいへん関心をもっていただいて、来週、留学生もふくめていっしょに中世時代の「博多」を体感しに町歩きにでかけることにしました。関心のある方は、いっしょにいかがですか。


「はかた夢松原の会」イベントのお知らせ
東日本大震災の大津波で大被害をうけた陸前高田の「奇跡の一本松」は、よく知られているところです。
その「高田松原を守る会」の皆さんをお招きして、私も副理事長をつとめるNPO法人「はかた夢松原の会」が主催して、九州の松原を守る団体が集まる「松原サミット2012 福岡」を開催します。


今年は、札幌での日本社会学会などがあって、毎年、恒例の「唐津くんち」へ行くことができなかった。毎年、学生や留学生をさそって、九州の秋祭りの代表として、唐津くんちを紹介していたのに残念だった。例年の日程はこうだった・・・朝の電車で唐津につく、すぐに町を練り歩くくんちをベストスポットで見る、そのあとすぐに鰻の竹屋に。絶品の鰻丼や骨せんべいを賞味したあと、午後は唐津神社へお参り。その後、唐津の浜辺にでて、美しい砂浜を歩いて唐津城まで上ってから夕方、帰福・・・というコースで、これはなかなかのものではないかと思っている。さて、そのコースの重要な一点、木造3階建ての重要文化財級の鰻屋さんにいる(いた)、竹屋の、美猫である。藤原新也の写真集『メメント・モリ』に出ていた「猫は漬け物石である」というフレーズを思い出す。


磯崎新
今回の北九州アジア太平洋アクティブ・エイジング会議2012の会場は、北九州国際会議場。これがなんと、ポストモダンの建築家、磯崎新の設計なのだそうだ。ふうん、知らなかった。たしかに、筑波のセンタービルに似ています。身近にこんなポストモダン建築があったのだなぁ。そういえば、福岡・天神にも磯崎新設計の「寿司屋」があるはずで、うちの学生がアルバイトしていたといいます。


北九州の福祉機具見本市
きょうはACAP二日目。午前、午後とすべて英語によるワークショップ。閉会のあと、福祉機具見本市会場へ。はじめてだったけど、これは見物だった。最新の福祉テクノロジーがいっぱい。ガンダムのようなモバイル・スーツや、リハビリ用のカラオケ、癒やしロボットまで、盛りだくさん。介護保険が、このような産業も切り開きつつあるのだ。でももっともっと発展してほしい。