座頭市と日本社会
【座頭市と日本社会】
正月に二つの「座頭市」映画を見た。たけしの座頭市と勝新太郎の座頭市(はたくさんあるのでその第一作「座頭市物語」)。
なぜかというと、「座頭市は日本社会をするどく象徴している」という説があるからである。
座頭市は眼が見えないから、遠くの世界のことは分からない。
しかし、そのぶん聴覚や触覚はするどく、身近に危険が迫ると、眼にもとまらぬ早技をみせる。
これが、まさに、日本社会そのものを象徴している、というのだ。
遠くの大きな世界のことはよく分からないし、あんまり関心もない。
でも、身近な世界のことは、きめ細かく、濃密に知っているし、すぐに反応して大騒ぎになる。そして文化的には、敬語や儀礼、丁寧な手仕事、小さな細工の最高度の洗練。いわば日本文化の粋のようなものが、まさに「座頭市」の世界と相通じているのだと言う。
へぇぇ、なるほどなぁ、そうだったのか、と思いました。
私はこれまで任侠映画は関心の枠外だったんですが、さっそく借りてきて見てみました。
なかなか面白いなぁ。もっといろいろ考えたけれど、それはまた次にでも。
「大人のピタゴラスイッチ」第2夜
「大人のピタゴラスイッチ」第2夜
「大人のピタゴラスイッチ」第2夜も見ました。第1夜「ちょいむず」の主題はアルゴリズム。しめじの長さの分類やじゃがいもの重さの分類方法には、家族そろってみんな驚いて関心してのけぞってしまった。ダンゴムシやテントウムシのアルゴリズムにしたがった動きが面白かった。第2夜は「認知科学」。一瞬、認知症と間違えそうだった。問題が難しくて、家族全員で、一時停止モードにして考えたけど、全然分からず、こちらが認知症になりそうだった。
ところで「子どものピタゴラスイッチ」。NHKのホームページを見ると、なんと対象は4~6歳だった。「子どものピタゴラスイッチ」でも十分楽しめるんだから、うちの家族はみんなそのくらいの精神年齢なのか?
大人のピタゴラスイッチ
お正月TV番組の中でダントツに面白かったのはNHK・Eテレの「大人のピタゴラスイッチ」だった。録画しておいて家族みんなで見たが、みんな思わず「ほうー」とか「おおおー」とか「うわーぁ」とか感心しきりだった。こんな面白い番組、なかなか作れるもんじゃないですね。
きょう見たのは「大人のピタゴラスイッチ─ちょっむず」だったが、アルゴリズムについて、とっても分かりやすく番組にしていた。もともとの「ピタゴラスイッチ」も、大人が見ても(というより大人のほうが)面白い番組なのだが、これなんか、もう「ちょっむず」どころか「とってもむずかしい」レベルの話を、ものすごく分かりやすく、しかも感心させるような演出で示していて、ちょっと、すごいですね。
ケータイとスマートフォンとマックの時代の親指シフト
ケータイとスマートフォンとマックの時代の親指シフト
何年も前、あんな小さなケータイですばやく打鍵する人が出てきたのを見て、時代の移り変わりを感じた。私には出来そうもない。いや出来っこない。さらに、スマートフォンの時代になると、フリック入力というのが出てきた。いやぁ、すごい時代になったもんだなぁ。これも、まぁ、出来ないことはないが、本気でやる気にはならない。でも「予測入力」というのが出てきて、こいつは、なかなかすごい。やっぱり時代は進歩しているなぁ。さらに、グーグルやアップルから、音声入力が出てきた。まず、グーグルの音声入力には、驚いた。こいつは、すごいなぁ。さらに、アップルiPhone5の「Siri」にも驚いた。こいつはすごいやつだ。
30年前、私の同級生に、あの灘高校から東京大学に進学した友人がいた。彼はたしかIBMかどこかに就職して、音声入力をやっていたはずだ。当時の最先端の頭脳と技術をもってしても、音声入力は、つい最近、ほんの一二年前まで、使い物にならなかったのだ。30年前からやっていたにもかかわらず・・・ところがこの一年の進歩には驚愕する。急激に、音声入力がすごいことになってきた。私はといえば、もうiPhone5で手入力などする気など、さらさらない。まず音声入力だ。もっと複雑なことは・・・やっぱり「親指シフト」だなぁ。ウィンドウズでは苦労しているが「やまぶき」などがウィンドウズ7や8に対応してくれているし、マックのほうはもっと盤石だ。MacBookAirでも「TESLA」などでは、ウィンドウズよりももっと簡単に親指シフト入力できるようになっている。
「親指シフト」派には、これからはむしろウィンドウズよりマックの時代になるかもしれない。
勝間和代さんと親指シフト
勝間和代さんと親指シフト
ちなみに勝間さんのブログを見ると、キーボードは「PFU Happy Hacking Keyboard」を使っているのでしょうか。
このキーボードは、私も持っていますが、いまいちな感じでした。私の感覚では、IBMのThinkPadのキーボードのほうが、はるかに打ちやすいし、親指シフトに向いているように思います。
私も、親指シフトにするために、外付けキーボードを何台も購入しましたたが、どれもいまいちでしょうか。
私にとっては、ThinkPadのキーボードのほうが打ちやすかった。感覚的なものですかね。
レノボになっても、、X61s, X301, T420sと何台も使ってきました。さて、最新のThinkPadは、アイソレーションキーボードになってしまって、やや配列も変わったらしい。じっさいに打ってみないことには判断しかねるのですが、最近は、量販店にいってもレノボのThinkPadはおいてない。だから、打鍵感覚その他、どんなものか分からなくなっちゃいましたね。
どなたか使った人はいませんかね。
ウィンドウズ8と親指シフト
ウィンドウズ8と親指シフト
現在、もっとも有名な「親指シフター」とは「勝間和代」さんらしい。ふうーん。で、その勝間さんのブログをみると、さっそくウィンドウズ8で親指シフトができるかをレポートしている。
(http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2012/11/windows8windo-2.html)
なるほど。
で、正月に、4年ほど使っていて、とてつもなく遅くなってしまって、使わなくなっていたノートパソコンを、ウィンドウズ8にしてみた。
なるほど、すこし早さは回復したし、たしかに親指シフトもきく。
でも、ウィンドウズ8の印象は、「なんだかわけがわかんない」。
マイクロソフトも迷走しているなぁ。なんだかつぎはぎだらけで、改良してほしいところは、あんまり変わってなくて、見てくれだけが変わって、かえって分かりにくくなった感じだ。ウィンドウズ7のほうが分かりやすかった。
まぁ、もうすこし様子見をしたほうが良さそうですね。
原田芳雄と『ツィゴイネルワイゼン』
原田芳雄と『ツィゴイネルワイゼン』
正月にDVDで原田芳雄主演の『大鹿村騒動記』を見た。昨年は、原田芳雄が亡くなった年でもあった。
原田芳雄といえば鈴木清順三部作の印象が強烈で未だに色あせない。私はホームページで「ツィゴイネルワイゼンを歩く」とか「陽炎座を歩く」といったロケ地めぐりの記事を掲載しているくらいだ。とくに鎌倉の釈迦堂の切通しとか、島田の蓬莱橋のシーンなど、いまでもありありと思い出す。じっさい現地を歩くと、さらに印象や思いが深くなる。
「ツィゴイネルワイゼン」については社会学者・橋爪大三郎さんが「ツィゴイネルワイゼン:知の擬態」という注目すべき論考を発表したこともあって、何度も見た。原田芳雄ふんする中砂と、藤田敏八ふんする青地との怪談・幽霊の物語なのだが、西欧由来の知(ツィゴイネルワイゼン)がいつのまにか幽霊になっている、というホラー仕立ての・・・いやホラーでない。今現在の日本の根拠のなさ、自信のなさ、寄る辺なさ、根拠のなさ、そうしたものを象徴しているような映画なのであった。
でも、この映画ももう30年も前になるのか。月日のたつのは早いけれど、印象は色あせていない。
http://www.littlemore.co.jp/seijun/
ツィゴイネルワイゼンのページはこちら
博多湾の突端で考える
博多湾の突端で考える
昨日、思い立って、博多湾の突端、筥崎宮と玄界灘への出口の一直線上にある絶景スポットに立ってみた。
ここは玄界灘に北面して寒風吹きすさぶ凍えるような寒さ。左に能古島、右に志賀島がある。その間にみえるは小さな岩礁や行き交う船舶だ。この彼方に朝鮮半島や中国大陸がある。1400年近く前には、ここから遣唐使が出て行ったのだろうし、700年ほど前には、この狭間をとおって「元寇」が博多にやってきたのだった。そして現在は、韓国からは高速艇ビートル、中国からはクルーズ船がやってくる。さて今年も東アジアは波乱含み。毎朝、BSニュースで韓国KBSや中国のニュースを見ていると、あんまり良い兆候は見当たりませんね。
新年迎えた瞬間 “つぶやき”世界記録
ツイッターが、新年迎えた瞬間 “つぶやき”世界記録になったらしい。
やれやれ、日本の若者たちは、こういうこと(あえて「こんなこと」とは言うまい)には世界一熱心なんだなぁ。しかし、本当にやらなければならないことからは逃避して、こういう「やりやすいこと」「どうでもいいけど、みんながやっていること」に逃げてるんじゃないのか。どこか歪んでないかぁ。
新年迎えた瞬間 “つぶやき”世界記録
インフォメーション
安立清史(「超高齢社会研究所」代表、九州大学名誉教授)のホームページとブログです──新著『福祉の起原』(弦書房)が出版されました。これまで『超高齢社会の乗り越え方』、『21世紀の《想像の共同体》─ボランティアの原理 非営利の可能性』、『ボランティアと有償ボランティア』(弦書房)、『福祉NPOの社会学』(東京大学出版会)などの著書があります。「超高齢社会研究所」代表をつとめています。https://aging-society.jp/ 参照

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