From the monthly archives: "5月 2014"

黒板に描かれた「下ノ畑ニ居リマス」。これも宮澤賢治らしい、印象的なシーンとして、観光ポスターなどで多用されていますが、その「下ノ畑」とは、どこか。
じっさいに花巻の羅須地人協会跡をたずねると、きりたった崖の上なので、その崖をくだったすぐ下が「下ノ畑」だと思い込んでいました。ところが・・・。ガイドの岩橋さんに案内されてたどりついた「下ノ畑」は、まったく違っていました。
「下ノ畑」は羅須地人協会からはるかに離れたところ、北上川の川べりにあったのです。
これには虚を突かれました。
宮澤賢治、自耕の地。それは、条件の悪い、水の足りない場所だったのです。ゆえに、羅須地人協会からはるか彼方まで歩いて北上川の川べりまで行かないと耕作地はなかったのです。
「下ノ畑ニ居リマス」に、こんなに奥深い事実や事情が含まれていたなんて。じっさいに羅須地人協会や「下ノ畑」を訪ねてみないと、いや訪ねただけでなく詳しく説明されないと分からないことでした。


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ドイツはミュンヘンからやってきた短期留学生のニナ・サンダースさんが、福岡のスポーツ選手養成システムを調べて研究したいというので、福岡市役所でインターハイを担当していた石橋さんをお招きして、お話しをうかがいました。ニナは、ドイツと日本の選手養成システムの違いに興味津々のようです。


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風の又三郎の印象的な冒頭シーンです。風の又三郎が転校生としてやってくる村の分教場。そのモデルがここだそうです。木財工分教場跡地。映画のロケ地にもなったそうです。花巻からクルマでだいぶいったところです。
花巻のボランティアガイド、岩橋さんに連れていっていただきました。


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宮澤賢治ゆかりの小岩井農場の「一本桜」満開でした。
連休のさなか、東北に行っておりました。思い立って宮澤賢治ゆかりの小岩井農場の「一本桜」見に行きました。桜並木はすでに散り終わっていましたが、牧場の中の一本桜は、まだ満開でした。
雨天翌日の快晴の朝、まだ残雪の残る岩手山を背景にした牧場の中の一本桜。ちょっと恥ずかしくなってしまうくらい真正直に見事にフォトジェニックなんです。朝から続々と観光客がやってきていました。

 


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私がこの3月のロンドン滞在中にN日本新聞・生活特報部の方からメール取材を受けて、帰国後に、いろいろとご回答したコメントが4月19日づけ、N日本新聞・朝刊に掲載されました。「こんにちは、あかちゃん」という特集記事のなかの最終回でした。

(新聞社の要請により削除)