From the monthly archives: "7月 2015"
伊都キャンパスでの前期授業「社会学入門」が終了しました
昨日で、九州大学伊都キャンパスでの「社会学入門」15回の講義が終了しました。今学期は、約150名の学生全員が、文学部以外の他学部(法学部、経済学部、教育学部、歯学部、医学部保健学、農学部、工学部、芸術工学部…)という一種「アウェイ」状況の中での社会学入門となりました。でも「ゴジラ」「ナウシカ」「東京物語」「おくりびと」「あまちゃん」などを題材して、現代の世界と日本と家族と「地元」で起こっている問題を考える、という構成にしたせいかどうか、反響はなかなか良くて、感想文もきわめて高水準のものを書いてくれて驚かされました(毎回、出席票として授業の感想文を書いてもらっていました)。こうなると、毎回の授業がとても楽しく、15回はあっというまでした。もっともっと話し続けたいという気持ちになりました。20年近く、九州大学で教えてきましたが、こういうことは、とても希なことです。
ハコトーク(@養生カフェ・ことほぎ)
社会学 Tagged With: 筥崎まちづくり放談会、ハコトーク
筥崎まちづくり放談会でトークをします(7月18日)
筥崎まちづくり放談会企画の第14回目として、「地方消滅時代と学生の地元志向」というテーマで、九州大学移転に伴い、箱崎に学生が減ってきた今、これからのまちづくり活動で何をすべきかを考えたいと思います。下記まで参加お申し込みお願い致します。
記
日 時 : 平成27年 7月18日(土) 19:00~
場 所 : 養生カフェ・ことほぎ (福岡市東区箱崎1丁目38)
参 加 費 : 500円 ※要ワンドリンクオーダー
(食事も別費にてオーダー頂けます。)
テーマ: 地方消滅時代と学生の地元志向
―消滅しそうな地方へ学生は戻るだろうか―
トーク: 安立 清史さん
大澤真幸さんが『自由という牢獄』により「河合隼雄学芸賞」を受賞されました
友人の大澤真幸さんが『自由という牢獄』により「河合隼雄学芸賞」を受賞されました。その授賞式のもようなどが発表されています。
http://www.kawaihayao.jp/ja/prize/prize-868.html#more-868
大澤真幸さんの受賞のことば「探偵小説の探偵小説のように」では、「とりわけ私にとって嬉しいのは、この賞には他の学芸賞にはないユニークな点があるからだ。(中略)河合隼雄学芸賞の場合、こうした一般的な基準に加えて、物語性という観点が入っている」と述べられています。 そして、「真理は、常識を越える真理は、必ず〈物語〉の顔をしている」「寓話のようなかたちでしか分節できない真理の次元がある」「探求は、物語のように展開していかなければ、深化しない」とも述べられています。(河合隼雄財団ホームページより)
元西日本新聞の名物記者・川上三太郎さんが引退、『三太郎 博多 ある記』を出版されます
(元)西日本新聞の名物記者・川上三太郎さんが、新聞社を引退されるにあたって『三太郎 博多 ある記』を出版されるそうです。川上さんには、安立ゼミにもたびたび取材に来ていただき、何度か記事にしていただきました。そのどんよくなまでの記者魂というか取材姿勢には、毎回、驚かされ続けてきました。新聞記者の鏡ですよね。
詳しい記事はこちら
九州大学安立ゼミと伝習館高校生とのコラボが始まりました
九州大学安立ゼミ生と伝習館高校生とのコラボが始まりました。うまくいけば次のような発展となるはずです。
「若年人口の減少に悩む柳川市を活性化する策を考えようと、柳川市内の伝習館高の生徒と九州大の学生らが、約半年にわたる「街おこし意見交換会」をスタートさせた。7月4日は顔合わせや自己紹介のあと、高校生らが地域への思いを述べたりもした。両者は来年初めにも柳川市へ提言を出したいという」(某新聞の記事原稿・まだ掲載されるかどうか分かりません)
高校生の感想文です。
「大学生と話せてとても楽しかった、また参加したいです」「こういう機会がもっとあったらいいなと思いました」「最初は何を話したらいいかわからなかったけど、時間がたつうちに、いろいろ話せるようになって楽しかったです」「大学生の皆さんがすごく楽しそうで、自分もこんなになりたいと思いました!」
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