From the monthly archives: "3月 2014"

卒業式の翌日です。さすがに昨日は朝から晩まで、疲れ果てました。きょうはゆったりと福岡城をめぐるとソメイヨシノが爆発するように勢いよく咲き出していました。福岡城から見下ろすとこの見事な桜が、きらきら光るように咲き出していました。城の上から見下ろすこのロケーションのこの桜。毎年、見飽きないですね。見ほれてしまいます。


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昨日は、九州大学の卒業式でした。
卒業していく若者たちは、ひとりの人間として、人生のピーク(のひとつ)を迎えているのだな、と思います。
人間の人生の(ひとつの)ピークを見るのは、うれしくもあり、せつなくもあります。


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福岡城の枝垂れ桜。いま満開です。滝桜、薄墨桜、そして枝垂れ桜と、つぎつぎに開花、満開になっていきます。昨日、3月25日は九州大学の卒業式でした。


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同じく「黒田如水隠居地(三ノ丸御鷹屋敷)跡」の、こちらは岐阜県根尾谷からやってきた「薄墨桜」です。こちらもはや満開です。岐阜の薄墨桜、なんども枯死しかかったところを、若木の根接ぎなどで復活・再生して有名になりました。小林秀雄など多くの文学者が見に行っていますね。かつて名古屋で学会があったとき、はるばる単線のローカル線に乗って訪ねたことがありますが、遠かったですね。時期的に3月にはまだ咲いてなくて、その見事な枝ぶりを実見しただけでしたが、いつか、満開を見たいものです。ところで、この桜、散りぎわには特異の淡い墨色になる、と言うので有名なのですが、福岡の薄墨桜は、毎年観察していますが、そのような色の変化は、見られません。根尾谷では、深い谷間ゆえの微妙な光が、そういう変化を見せるのでしょうか。


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福岡城近くの「黒田如水隠居地(三ノ丸御鷹屋敷)跡」が小さな公園になっていて全国各地の桜が植樹されています。ここに福島県三春の「滝桜」が移植されていますが、昨日、すでに満開でした。早いなぁ。ソメイヨシノは、ほんのほころびはじめなのに。このぶんでは他の桜が咲く頃には散っていくでしょう。


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昨日は、久留米に中学生の息子の剣道部の試合を見に行きました。久留米では中学校の桜が、もう満開に咲き誇っていました。福岡では九州大学箱崎キャンパスの桜も、開花をはじめたようです。3月25日の卒業式には間に合うでしょうか。


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先日、京都で古くからの友人の社会学者・大澤真幸さんに会いました。京阪三条近くの有名な(らしい)居酒屋「伏見」さんです。狭い店内に名物おばちゃんの厳しい声が飛ぶ。客にも容赦なく「これ残さず全部食べなさい」とか。それ以上に厳しいのが調理場への指令。「こんな赤貝だしたらいかん、もういちどやりなおし!」とか、すごいことになっている。こんなに注文しちゃって、とても食べきれなかった・・・。それにしても京都、寒かったなぁ。翌日は、みぞれになりました。


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毎年、この時期になると、桜だけでなく、可憐なすみれにも、心ひかれます。
開花をまつ桜を見上げながら、足下には、小さな菫が咲く季節になりました。

菫程な小さき人に生まれたし  (夏目漱石)


すみれ

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福岡では桜開花!
昨日の福岡はうららかでした。朝から免許の更新やら国際免許やら古い銀行口座の解約やらでくたくたになって、帰り道、黒田官兵衛ゆかりの福岡城わきの小さな庭園に入ると・・・桜が開花していました。ソメイヨシノはまだですが、ここにある「滝桜」(福島県三春からのもの)と「薄墨桜」(岐阜県根尾谷)は開花しています。とくに滝桜はすでに三分咲き。庭園の人にきくと、滝桜は一週間以内に満開になるだろうとのこと。その次が京都からの紅枝垂れ桜、そしてソメイヨシノが続くそうです。おりしも桜の開花予想がいろいろ出始めていますね。福岡は23日の予報ですが、これはソメイヨシノですね。滝桜と薄墨桜、しぶいですが、いち早く開花して、ソメイヨシノが咲くころには終わっていると思います。


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昨日は春めいていました。大濠公園わきの土手の春らしい黄色い小花を撮ってみました。背景が黒くて黄色が浮き立つように、絞りやズームを設定するのが、なかなか難しいですね。


斜面 (1)

斜面 (2)

「こぶし」もこうして間近にクローズアップしていくと、とても神秘的で美しい白色なんです(大濠公園の植木市にて)。


こぶし (1)

こぶし (6)


今日は先日の寒さが一転、ぽかぽか陽気になりました。近くのハクモクレンが終わりはじめ、今度はこぶしが咲き始めました。こうやって日々、春が進んでゆくのだなぁ。季節は進むが原稿は進まず、授業計画(シラバス)もいろいろアイデアがあるがなかなか集約できない。入試やレポートの採点は終わったが、社会調査実習報告書の添削がこれからだ・・・。


こぶし (2)

こぶし (3)

こぶし (4)

こぶし (5)

土曜のお昼、長浜の魚市場の中にある小さな食堂に、家族でよく出かけます。ここは魚市場で働く人のための食堂なんですが、外からの客も多いですね。平日のお昼には行列ができています。さてこのお店も板前さんが代わり、なじみのおばちゃん(たち)も代わっていって・・・食堂は生きて動いているものですから、味も人も同じであり続けることは難しいものですね。さて先週は「かわはぎ」今週は「うに・いくら」をいただきました。


カワハギ (1)

カワハギ (4)

昨日、N日本新聞の名物記者・川上三太郎さん(本名は弘文さんですが)から突然電話があり、学生たちが天神でガーデニング活動や社会調査実習をしたことの取材をしている、ぜひ女子学生の話を聞きたいとのことで、雨の中、研究室においでになりました。あいにく女子学生がいなくて男子学生になりましたが、取材はそこそこ、ご自身の取材の面白いお話しのほうが次々にあふれでてきて止まらず、こちらが取材している側のような感じでした。ところで、川上さん、生涯現役・熱血新聞記者の鑑のような方ですね。いまどき珍しいタイプ、絶滅危惧種の新聞記者といって良いかもしれません。いやいや、新聞文化遺産・・・でしょうか。


川上三太郎さん (1)

川上三太郎さん (2)


群馬県松井田町の広々とした畑のどまんなかに、一本のみごとな枝ぶりの「梅」の巨木がありました。東北にいくと田んぼの真ん中に、一本桜がありますが、群馬のこのあたりは畑作中心で、桜かと思って近づいてみると桜ではなく梅でした。不思議に美しい風景だと思っておりました。今年、再訪してみると、先月の記録的大雪で、太い枝が折れ崩れ、無残な姿になっておりました。この見事な梅の巨木、なんとか復活できるでしょうか。地元の農家の方々のご尽力に期待したいと思います。今年の一本梅 (1)

今年の一本梅 (2)

今年の一本梅 (4)

今年の一本梅 (7)

今年の一本梅 (8)

今年の一本梅 (9)

今年の一本梅 (10)


白い水仙はもう終わってしまったようですが、小さな黄水仙がいま盛りですね。こちらも、小さくて、ひっそりとしていて、うつむき加減なところが、日本人には、好まれているのでしょうか。


キズイセン (2)

キズイセン (3)

キズイセン (4)

近くの大濠公園をひさしぶりに散歩するとずいぶんと花が多くなってきています。ボランティアのガーデニング・クラブの方々が花の手入れをされているようです。最近の花の流行も反映されているのでしょうね。このクリスマス・ローズも、最近の流行なのでしょうか。あんまり派手派手しい自己主張の強い花より、ひっそりとうつむき加減に咲くところが好まれているのでしょうか。


クリスマスローズ (2)

クリスマスローズ (3)

クリスマスローズ (4)

クリスマスローズ (1)

3年前の今日、311は寒いだったでしょうか。福岡のことはもう覚えていませんが、東北は寒かったでしょうね。
今日の福岡は晴天でした。きゅうに春めいてきて、近くのお宅のハクモクレンが、ことしもピークを迎えております。
明日は雨天になるようですね。大学は明日、後期入学試験日です。


ハクモクレン (2)

ハクモクレン (3)

ハクモクレン (6)

ハクモクレン (4)

ハクモクレン (5)

ハクモクレン (1)

ハクモクレン (7)

3月11日ですね。昨年は「311の社会学」という授業をやってみました。311が開示した日本社会の様々な問題点を、いくつかのテキストを読みながら学生といっしょに考える・・・という企画でした。ところが、九州の学生たち、予想以上に「東北は距離的にも心理的にも遠い」んですね。ちょっと愕然としました。映像や歌や絆というコトバを繰り返しているだけでは、どんどん表層的に風化していくだけのような気がします。昨年の授業では大澤真幸さんの『夢よりも深い覚醒へ』(岩波新書)をじっくり読んだのですが、学生は、みな、難しい、分からない、という感想のオンパレードで、当初受講した40名くらいうち、半数が脱落してしまいました。ちょっと残念でしたね。
・・・補足すると、残った半数の学生たちからは、すごく面白かった、すごく考えさせられた、という感想をもらったのです。
現在の「ニッポン」に問題意識をもっているかどうか、問題意識を持てるかどうか、ということかもしれませんね。
昨年卒業した学生には、東北にボランティアにいったのもいましたが・・・その後は、後に続く者が出ているのかどうか。今年も、卒論で長崎県東彼杵への原発避難者を調べた学生がおりました。
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/2/4313560.html


『夢よりも深い覚醒へ』

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