From the monthly archives: "3月 2013"

ゆく春をなごりおしんで、家族で花見弁当でした。お気に入りの場所にシートをひいて、すぐ近くまでしだれる桜を見物しながら、ああ、もう長女は卒業・就職、家族そろうことも、なかなか出来なくなるのだな、とちょっと寂しくなりました。


しだれが満開

しだれが満開

桜ふぶき

桜ふぶき

西日本新聞・朝刊に連載されている聞き書き「女の一生」。NPO法人「はかた夢松原の会」名誉理事長の川口道子さんの一代記です。この回には、私もちょっと登場しています。また、九州大学・社会学研究室のことも紹介されていますね。(新聞社からの要請で記事画像は削除しました)


九州大学の卒業式・謝恩会の帰り道、福岡城周辺では桜まつりでライトアップされていました。とてもきれいでした。


桜まつり

桜まつり

らいとあっぷ

らいとあっぷ

ライトアップ

ライトアップ

ライトアップ

ライトアップ

福岡城

福岡城

 

福岡は夜桜がピークでした。夜の桜は、どこか妖しい妖気のようなものを放っています。


福岡城

福岡城

お濠の桜

お濠の桜

お濠の桜

お濠の桜

里の畑の中の一本の梅の風景
「里山」というのは日本の原風景としてよく言われることである。群馬県に帰省していたら、里山というより、里の畑風景(北関東、群馬県はそんなに田んぼは多くない)も良いものだと思った。
広大な、里の畑の中の一本の梅の巨木。写真愛好家の間では、とくに有名なんだそうだ。


とおくからながめる

とおくからながめる

背景は、上毛三山

背景は、上毛三山

身近に見ると桜ではない

身近に見ると桜ではない

うめの古木

うめの古木

見事な梅

見事な梅

すみれの季節
桜の季節。どこもかしこも桜見物。みんな上を向いて桜を愛でているのですが、足下には、可憐なすみれが、ちょうど今を盛りと咲き始めています。
桜の咲き始め、菫もずいぶんそこかしこに見られるのですが、桜見物客がふえると、どうやら踏みつけられて、見えなくなってしまうのは、残念なことです。

夏目漱石に
【菫ほどな小さき人に生まれたし】漱石(明治30年)
という歌があります。漱石も、菫をこよなく愛してたんでしょうね。

 

すみれほどな・・・

すみれほどな・・・

足下のすみれ

足下のすみれ

こけも美しい

こけも美しい

菫ほどな・・・

菫ほどな・・・


辰野金吾・旧唐津銀行
昨日は、唐津市で講演をしました。「からつ2030-どうなる20年後の唐津」というお題で、市役所等が示す将来展望、たとえば少子・高齢化、人口減少、「無縁社会」化などというデータに負けてはいけない、もっと身近にヒントがあるはずだ、というようなことをお話ししました。
後半は、有限会社「お世話宅配便」の吉井社長さんと、介護やお世話の実践事例をめぐって、対談いたしました。
この講演会は、会場が素晴らしくて、東京駅を設計した辰野金吾(佐賀出身なんですね)による「旧唐津銀行」でした。
少人数の講演会でしたが、それがかえってよかったですね。


辰野金吾の旧唐津銀行

辰野金吾の旧唐津銀行

講演会

講演会


福岡の大濠公園では、もひとつ、黒田如水邸のしだれ桜も満開です。
このしだれ桜、気に入っている。
とくに、根元あたりに、ふたつの団子山があるのが趣を深めています。
そう、黒澤明の「七人の侍」を思い出させるんですね。
このこんもりした団子山、きっと、土まんじゅうに違いない、誰か戦国武士でも埋葬されてるんじなゃいか、などと想像をたくましくしてしまいます。
すると、西行の「ねがはくは花のもとにて春死なむ、そのきさらぎの望月の頃」が思い出されますね。

 


黒田如水邸のしだれ桜

黒田如水邸のしだれ桜

西行


薄墨桜
大濠公園、黒田如水邸跡(午後5時閉門)の「薄墨桜」が満開です。「薄墨桜」は岐阜の根尾谷にある巨木で、小林秀雄はじめ桜好きなら必ず一度は見に行きたい桜なのです。この薄墨桜、根尾谷から株分けされてきたものらしいです。岐阜の桜のように渋く「薄墨」色にはなりません。注意深くみないと違いが分かりにくいのですが、小さな花びらで例年開花が早いのです。今年は、もうすでに満開です。週末には散り始めるかもしれませんね。


大濠公園の薄墨桜

大濠公園の薄墨桜

2009年に訪れた、岐阜の薄墨桜。3月だが、まだちらりとも咲いて鋳ませんでした。寒かったのだ。
2009年に訪れた、岐阜の薄墨桜。3月だが、まだちらりとも咲いて鋳ませんでした。寒かったのだ。

 

スケッチしている人が多かった。花よりも、樹形がすごいといっていた。花が咲くと、かえって樹形が見えなくなるのだとか。なるほど。

スケッチしている人が多かった。花よりも、樹形がすごいといっていた。花が咲くと、かえって樹形が見えなくなるのだとか。なるほど。

 

 

福岡、大濠公園と舞鶴城のしだれ桜
近くの大濠公園や舞鶴城では、いきなり、しだれ桜が満開です。今年は早い。これでは卒業式(九州大学は3月26日です)まで持たないかもしれないなぁ。


福岡、舞鶴城のしだれ桜が満開です

福岡、舞鶴城のしだれ桜が満開です

黒田如水邸のしだれ桜

黒田如水邸のしだれ桜

大濠公園の薄墨桜

大濠公園の薄墨桜

 

 

日本の里
日本は南北に長いから、梅が満開な地域、もう桜が咲き始めた地域、まだ梅も咲いてない地域など、いろいろです。週末、群馬県に行っていましたが、まだこちらでは梅が咲き始めたところ。東北では、田んぼの真ん中に大きな桜があって、田植えの合図に使っていたといいます。群馬は畑作地域。広大な畑の真ん中に、これはなんと、梅の巨木です。畑作の合図に使っているのでしょうか。

絵はがきみたいだなぁ

絵はがきみたいだなぁ。背景にみえるのは妙義山。その右の白いのが浅間山。浅間は、もう、軽井沢。長野県ですね。

ホトケノザの群落

ホトケノザの群落

お墓と梅花、とても良く似合う

お墓と梅花、とても良く似合う

オオイヌノフグリ、春を強烈に感じさせてくれる

オオイヌノフグリ、春を強烈に感じさせてくれる

これがホトケノザ。ほとけさんがすわっているように見える

これがホトケノザ。ほとけさんがすわっているように見える


福岡が、全国トップで桜開花。
桜は、こんな小さなときが、ういういしい。
でも、いきなり、こんなに咲いてしまう。


さくらのつぼみ

さくらのつぼみ
桜のつぼみ

桜のつぼみ

さくら開花

さくら開花

 

◆セント・パトリックデイ
3月17日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日で、St Patrick’s Day, セントパトリックス・デーでした。海外のニュースがいろいろと伝えていました。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカでは、存在感のあるお祭りです。とくにボストンでは、ケネディー大統領一家が、アイリッシュということもあって、大きなお祭りでした。この写真はもう十年くらいまえ、ボルティモアのジョンズ・ホプキンス大学に滞在していたときに遭遇したセントパトリックス・デーのパレードです。

ボルティモアにて

ボルティモアにて


小林秀雄の「當麻」、折口信夫の「死者の書」の舞台となった奈良の「當麻寺」。前から気になっていたので先週末、訪ねてみました。
有名だけれど、みんななかなか行かない場所ってありますよね。この當麻寺も奈良からけっこう遠い。何度も乗り換えて到着した駅からの参道がなかなか趣深い。おりしも「あおによし・・・」の季節。奈良は、桜の都ではなく、だんぜん梅花の都であると確信いたしました。(写真は當麻寺のしだれ梅)


當麻寺のしだれ梅

當麻寺のしだれ梅

當麻の里

當麻の里

二上山

二上山

先週末、大阪にいたので、一足のばして奈良に出かけました。偶然だったのですが、到着すると、ちょうど東大寺二月堂の「お水取り」の期間でした。夜7時からというので、自転車をかりて、きこきこでかけました。奈良は東大寺に向かってかなりの坂になっていることを実感しました。到着するとすでに立錐の余地もないほど混雑していました。「お水取り」って、厳寒の中の荒行のイメージだったのですが、当日は春を通り過ぎたようなぽかぽか陽気でした。なんだか冬の修行のイメージにそぐわなかったですね。

この写真は、ISO感度12800でとっています。デジカメ一眼は暗いところで威力発揮ですね。しかしみなさん盛大にフラッシュをおたきになって、警備員の方々が怒号のように「フラッシュをお切りください」と絶叫していました。でもふつうの人にはフラッシュの切り方が分からないのでしょう。


二月堂

二月堂

二月堂へ

二月堂へ

松明

松明

松明

松明

二月堂

二月堂

お水取り

お水取り

全国トップ、福岡で桜開花。観測開始以来、最速
福岡管区気象台は13日、全国に先駆けて福岡市中央区で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。昨年より14日早い開花で、1953年の観測開始以来、2009年と並んで最も早い開花となった。


まだ、昨日、後期入試が終わって、合格者の発表もまだだというのに、こんなに桜の開花が早まってしまって、心配ですね。

いずれ、桜は、日本では見られなくなる、というような未来予測もあるようです。


2030からつ─どうなる20年後の唐津
「からつ大学交流連携センター」主催で「2030年どのような社会変化が起きるのか」と題して講演をすることになりました。
場所は、旧唐津銀行です。東京駅を建築した辰野金吾設計の風格ある銀行です。旧唐津銀行会場にて14:00-16:00。入場無料です。


唐津で講演します

唐津で講演します

入試人間学 その1 試験開始前の「にらめっこ」
入試の試験監督は、その独特の雰囲気のなか、なかなかに人間観察のよい機会です。
まず、試験開始前の「にらめっこ」が大切です。数分間だけど、いっさいの会話も音もなく、ただひたすらずーっと沈黙の行。これはまさに「にらめっこ」ですね。
ちがうのは、誰一人として途中で、ぷーっ、と吹き出すことがないことです。
ここで、大笑いしちゃったら、どうなるのだろう。試験監督が笑ったら、あとで、きっと苦情がくるし、受験生が笑ったら、これはちょっとメンタルなところを疑っちゃいますからね。
つまり、ぜったいに誰も笑わない「にらめっこ」なんです。


こうばい

こうばい

後期日程の入試でした。
朝から3時間、小論文の試験監督でした。
これ、受験生の緊張が伝わってくるので、とっても気疲れするんですよね。
さて、福岡も、いっきに春めいてきました。


春爛漫

春爛漫

いろめがちがいますね

いろめがちがいますね

小手毬でしょうか

小手毬でしょうか

送別会
西洋史の教授が定年になられた。送別会の担当幹事に指名されて料亭嵯峨野で送別会を催した。この建物、福岡県第25回美しいまちづくり建築賞「大賞」を受賞した和風建築だという。おかみにうかがうと青森・八戸の杉を使っているが、東北大震災で、なかなか杉がとどかなかったとか・・・。


料亭嵯峨野

料亭嵯峨野

さがの

さがの

 

さがの

さがの