From the monthly archives: "5月 2014"

昨日は神戸さんのゲスト講演のあと、ゼミ生や3,4年生をまじえて、大学の中庭でバーベキューパーティをしました。30度を越える真夏日でまさにBBQびよりでした。わいわいやっていると「まだ授業をしていますから」「煙の苦情が学生係にきますから」「あんまりおおっぴらにやらないで下さい」などとご注意をいただきました。いろいろややこしい時代ですね。


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今日はゲスト・ティーチャーとしてRKB毎日放送の神戸金史さんに来ていただきました。2年生の社会学ゼミ生に向かって、毎日新聞記者として雲仙普賢岳の長期取材をした経験やTVの報道番組に携わってこられた経験などをふまえて、記者であることとは何か、新聞社やTV局に勤めることと記者であることとの二重のあり方について、熱く語っていただきました。マスコミ希望の多い社会学の学生たちも熱心に聞いて質問していました。


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ミュンヘン工科大学からの短期留学生ニナ・サンダースさんを指導しています。テーマがスポーツマネジメントということで、私とはほとんど縁もゆかりもないようなテーマなんですが・・・市役所職員のIさんが奮闘努力してくれて、なんと、アビスパ福岡の社長にインタビューすることができました。日本語もほとんど出来ないままアビスパに出かけていって取材できるのも、怖い物知らずの若い留学生の特権ですね(これまたIさんが通訳までかってでてくれたおかげなんですが)。でも、みるみる伸びていく若者を見るのは、じつに楽しいものです。日本の学生はあれこれ心配ばかりがさきにたって現実社会に出て行くのは及び腰になりがちですが、留学生はどんどん突進していきますからね。


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今年の授業には不思議に活発な学生たちが多数参加しています。なかでも和服姿で授業に出席しているNくんは、自分で会社を作っていたり、シェアハウスを実践していたり、学生起業家といった風貌です。彼に自分の活動を報告してもらって、みんなでディスカッションしました。みんな熱心に語りました。社会学の学生以上に社会学を実践している感じでした。


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海の正倉院といわれ、世界遺産の暫定リストに登録されている、福岡・宗像沖の「沖ノ島」。先日、東北からの帰途、飛行機がこの島の上空で旋回しました。特徴的な島の姿が、くっきりと見えました。猫の耳のようにふたつの突起が見えるのですね。
沖ノ島は「島全体が御神体とされ、今でも女人禁制の伝統を守っている。また、男性でも毎年5月27日外の上陸は基本的に許されず、その数も200人程度に制限されている。無人島であるが、現在は沖津宮の神官が交代で派遣され、常時滞在している」(ウィキペディア)そうです。
「坂の上の雲」で有名なバルチック艦隊との日本海海戦を、この島の神官に使えていた人物が、樹にのぼってその一部始終を目撃したそうですね。


沖ノ島
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黒薩摩の黒じょか
NHKの「美の壺」を見ました。「file304 表情多彩 薩摩焼」に白薩摩と黒薩摩がでてきました。なかでも心ひかれたのはざっくりとした風合いの「黒じょか」。じつは私も沈寿官陶苑のものもふくめてすでに2つほど持っていますが、番組に出てきたのは、もっと野趣あふれるざっくり感があって、いいなぁ。龍門司焼窯や黒薩摩窯元長太郎焼のものが紹介されていました。3つめがほしい。


くろじょか

くろじょか2

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文学部社会学・地域福祉社会学科に進学してきた2年生を歓迎する「新歓コンパ」を授業後、社会学演習室にて開催しました。2年生はほぼ全員参加してくれたのですが、就活中の4年生や、この時間、公務員講座受講中の3年生の参加がやや少なかったのがちょっと残念でした。


新歓コンパ

新歓コンパ2

九州大学文学部の社会学・地域福祉社会学(正確には大学院人間環境学研究院人間共生システム専攻共生社会学講座)に山下亜紀子准教授が着任され、同期に着任された他の先生とともに恒例の「九州大学文学部就任講義」が行われました。
いろいろとうるさがたの多い先生方の前で「講義」をするというのも、たいへんなプレッシャーだったでしょうね。

小笠原弘幸 准教授(イスラム文明)「オスマン帝国の歴史教科書と近代」
山下亜紀子 准教授(社会学)「社会学徒として学んできたこと――地域における高齢者福祉、子育て支援、そして障害児の家族支援――」
武田利勝准教授(独文学)〈わが哲学は諸断片の体系である〉――フリードリヒ・シュレーゲルの実験、あるいは超越論的哲学」。


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イーハトーブの風景地「五輪峠」
 「花巻市・奥州市・遠野市の3市の境界が接する北上高地の中、標高556mの場所に位置しており、峠の道脇に五輪塔が建っていることから、「五輪峠」と名付けられています。・・・宮沢賢治の文学作品では、文語詩や心象スケッチ『春と修羅』の幾篇かの詩に「五輪峠」が登場しています。」
 案内されていきました。かなり狭い急な坂を登ります。ここが五輪峠です。おりしも、カタクリの可憐な花が満開の峠をすぎたところでしたが、かなり咲き残っていました。


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天神の電気ビルにて開催された福岡ユネスコ協会による四方田犬彦講演会、無事終了しました。
空港にお迎えにあがると、いきなり昨日から高熱を発しておられるとのこと。体調不良のなか、夢野久作のことを熱く語っていただきました。会場にはご一族の杉山満丸さんもおられて、広大な杉山農場(夢野久作の父親、杉山茂丸から受け継いだ膨大な遺産)がその後どうなったのかについてもご紹介いただきました。


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「銀河鉄道の夜」のプリオシン海岸
花巻に「イギリス海岸」があることは知っていました。近年は上流にダムが出来たので、なかなか見ることができなくなったということも聞いていました。しかし、この「イギリス海岸」が、まさに「銀河鉄道の夜」のプリオシン海岸であることは、うかつなことに、ここに来るまで知りませんでした。この「イギリス海岸」こそが「プリオシン海岸」のモデルだったのです。新鮮な驚きでした。大きなクルミの木もありました。賢治は、ここで、クルミの化石などを拾ったのです。「銀河鉄道の夜」にもクルミの話があります。百万年以上前に、ここが、海辺の渚だったことを、はるかに感じさせる風景でした。

追伸
もう20年近く、イギリス海岸は、現れていないらしいです。上流のいろんなダムの放水量を調節しても、なかなかうまくいかないらしいですね。


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「かわいい」論
きょうは福岡ユネスコ協会の講演会・四方田犬彦さんの講演会があります。テーマは、福岡が生んだ不思議な作家・夢野久作の生誕125周年を記念して、「日本人の堕落時代 夢野久作」です。これから空港まで四方田犬彦さんをお迎えにあがります。
四方田犬彦さんは多彩な人で、ものすごくたくさん著書がありますが、『「かわいい」論 』(ちくま新書) は、これを参考にして学生が数名、卒論を書いたりしています。


カワイイ論

「銀河鉄道の夜」の冒頭の印象的なシーン。学校からの帰り道、ジョバンニは、活版印刷所に立ち寄って、活字を拾う仕事をして、おカネをもらって、それでおっかさんのミルクを買いにいくのでした。銀河鉄道に出会う重要なステップのひとつです。この活版印刷所が、実際にあったなんて、そこで賢治も実際に活字を拾っていたなんて、そしてこの印刷所で賢治の遺言となった法華経の印刷も行われたなんて・・・ここに行くまで知りませんでした。


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宮澤賢治が好きだったというマグノリア(日本ではモクレン)の花が満開でした。賢治ゆかりの岩手大学農学部正門ちかくの民家のお庭でした。
マグノリアについては、見田宗介先生が『宮沢賢治─存在の祭りの中へ』(『定本 見田宗介著作集 Ⅸ』に収められた底本解題)でとても印象的なことを書かれています。見田先生がこの本を出版されたときに、賢治ゆかりの種山が原からマグノリアの苗を八王子のセミナーハウスに植樹された、しかし、20年近くも花は咲かなかった。それが311のあと、突如、花咲いたという。このマグノリアという花は、何かの生存の危機を感知したときに花咲くという説があって、これはそうだったのかもしれない・・・というエピソードが記されています。


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花巻の中心部に、わんこそばの「やぶや」があります。ここは賢治生家からも近く、賢治が通っていたそうです。その賢治の好物が「天ぷらそばとサイダー」だったと言います。「やぶや」行ってみました。天ぷらそばとサイダーの「宮澤賢治セット」注文しました。


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長らく忘れていましたが・・・「本線の信号機シグナルと、軽便鉄道の小さな腕木式信号機シグナレスの、淡く切ない恋物語。賢治独特の暖かいユーモアに満ち溢れた作品である。シグナルは東北本線の信号機が擬人化された男性のキャラクターで、シグナレスは釜石線(当時は岩手軽便鉄道)の信号機が擬人化された女性のキャラクターである。賢治が居住していた岩手県花巻市の花巻駅にはこのふたつの路線が乗り入れており、そこから着想を得た、と言われている。」(ウィキペディアより)。
さぁ、これが、花巻の宮澤賢治記念館よこに移築された実際の岩手軽便鉄道の信号機たちです。


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宮澤賢治の「なめとこ山の熊」は、このあたりがモデルとされています。
花巻から川を遡ってずんずん進む。やがて宮澤賢治が父親に連れられてよく来たという「大沢温泉」があります(この温泉にも渓流沿いのすてきな露天風呂があります)。そこをさらに遡ってずんずん進む。やがてさびしい何もないような山道になるが、さらにずんずん進む。なだらかな山の連なる風景を30分ほどドライブすると、やがて、あらわれるのが「鉛温泉」。ここに「藤三旅館」というのがあり、ここも有名な湯治場です。この旅館の「白猿の湯」は、なんというか突出しています。なにしろ花崗岩をくりぬいた1.2メートルもある深い深い湯場なんです。大人でも、あやうく溺れそうになるくらい深い。この温泉、宮澤賢治も岩石採集などで、よく来ていて、やがてこのあたりが「なめとこ山の熊」のモデルになったと言われているそうです。
今回の東北の旅、この藤三旅館へ立ち寄り湯をしました。ディープな宿です。お薦めです。


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調べてみると「栴檀は双葉より芳し」のことわざは中国のもので、栴檀も白檀も中国の樹木ですから、日本にやってくるとなんだか混乱しちゃったんでしょうね。せんだんは本来、九州や四国までしか自生してないようですが、だんだん北のほうにも進出しているそうです。福岡にはいたるところに栴檀の大木があり、大濠公園のせんだんもいま満開になっていますが、私は福岡に来るまで、あまり見たことがなかったですね、せんだん。


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