From the monthly archives: "3月 2025"

ずいぶん前に書いた原稿なのですが、ようやく教科書となって出版されます。ミネルヴァ書房の「新・MINERVA社会福祉士養成テキスト18」の『社会学と社会システム』。その12章「社会変動と社会福祉」が私の担当した章です。


福岡で「ACAP 20周年」記念の「Active Aging Conference 2025」が開催されており、昨日、私も参加してきました。私は20年前からメンバーの一人として参加してきましたが、よく続いたものです。ますます国際化して多彩なメンバーが参加されています。ハワイ大学、韓国、上海、インドネシア、タイ、香港などの人たちと旧交を温めることができました。https://acap2025.com/japanese/


香川県丸亀市で講演しました。「ことばの呪文からどう脱出するか」という演題です。いま世界中がコトバの暴風雨にさらされています。SNSや「トランプ」というコトバの暴風雨です。でも考えてみると私たちの身近にもコトバの暴力はあふれているのではないでしょうか? たとえば「老老介護」とか「認知症」はどうでしょう。お年寄りを不安におとしいれる呪文ではないでしょうか。反対に「かわいい」というのは若い人たちにかけられた強力な呪文です。私たちはコトバなしには生きられないのですが、コトバに対抗するコトバをどうやったら持てるでしょうか。そういうお話をいたしました。


30数年前、私が最初につとめた大学は原宿のど真ん中にありました。今回、家族の結婚式で訪れた東郷神社は、まさにその大学のとなりにありました。すでにその大学は郊外に移転しているのですが、なつかしいので跡地がどうなったのか、歩いてみました。ところが、分からない。あまりに激変しているので面影がみつかりません。どこにあったか分からなくなりました。調べてわかったのは大学跡地が原宿警察署になったらしいということ。原宿警察って交番くらいかと思っていたら巨大なビルでした。となりにあった東郷女子学生会館は巨大なセコムのビルになっていました。茫然としました。あらためて30年という歳月の長さを思い知りました。