From the monthly archives: "3月 2015"

明日はいよいよ九州大学の卒業式ですね。その前に東京大学駒場キャンパスでの表象文化論の小林康夫さんの最終講義に出席してきました。私は個人的にはご縁があったわけではないですが『知の技法』などは読んでいましたし、何より友人の仏文の野崎歓くんのご同僚だったということもあって、いっしょに出席してきました。すごいですねぇ。ホールが満席、ついには立ち見まで出ました。階段に人が座り込んでいる。こんなに大盛況な最終講義は見たことがない。幸せな人ですねぇ。自分のやってきたことに自信をもって「最終講義」でそれを語れるというだけでも希有なことですが、これほど満員の観衆を集めることが出来たというのも人徳なんでしょうか。


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福岡は全国トップを切って桜が開花・・・という予想ですが、さて、どうかな。
大濠公園をめぐってきましたが、咲く気配はまだありませんね。例年いちはやく咲く「しだれ桜」がようやくピンク色になってきました。福岡城下の枝垂れ桜は、ちらほら咲き始めていました。もうすぐですね。



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さくら開花予想2015

 

さくら開花予想 2015

 


 

NHKのラジオ第2放送「社会福祉セミナー」で私の出演した番組の放送が、いよいよ明日に迫りました。自分の話を自分で聴くのはとっても恥ずかしいものですよね。どんなことしゃべったか、よく覚えていませんが、うまくしゃべれなかったような気がしますし、家族みんなで聞いたあとで、冷やかされるのが目に浮かぶようです・・・ああ赤面しそうだ。


NHKテキスト表紙

目次

福岡で鍋山徹さん(元・日本政策投資銀行、現・日本経済研究所)の講演会がありました。鍋山徹さんとは、今から10年くらい前、彼が福岡支店に勤務していたときに知り合って、ずいぶん勉強させてもらいました。日本政策投資銀行や九州経済調査協会の方々とともに、別府に出かけて「竹瓦温泉」のディープさを教えてもらったり、夜の別府温泉街の路地裏歩きツアーにいっしょに参加したこと、北九州にあったNPO「まちのカルシウム工房」をいっしょに訪問したことなど、いろいろと思い出深いことばかりですね。鍋山徹さんは、その後、TVのコメンテーターをされたりご活躍のご様子。そういえば、別府八湯を情熱的に紹介してくださった当時・政策投資銀行大分支店の牧野さんは、その後、長野県飯田市の市長さんになられたのでした。


鍋山徹 九州経済調査協会

何であれ、今まで便利にしていたものが無くなっていく、可能だったものが不可能になっていく、というのは寂しいものです。
突然、それはやってきました。今回のそれは「配達弁当」です。
大学が移転を開始して以来、この箱崎の街はどんどんさびれていくようです。大学の外にでていっても、あまり食堂もありません。そこで、この数年は、研究室まで配達してくれる弁当屋さんに注文しつづけてきました。一週間ぶんまとめて注文しておくと、お昼には研究室まで配達してくれるのです。容器はその日に回収していきますし、月末にまとめて支払えばよくて、一食400円くらいだから、安くて便利。大学に来る時は、こうして部屋から一歩も出ずとも、弁当がやってきてくれて・・・という至便な生活でした。
それが、突然、終わるそうです。九州大学も文系を残して大半がすでに伊都キャンパスへと移転してしまって、弁当屋さんもそちらに比重を移していくのでしょうか。「弁当最後の日」。なんだか寂しいものですね。


前川べんとう


 

関西学院大学の白波瀬さんの投稿に触発されて、録画してあったNHK・BS「新日本風土記 生駒山」を見ました。これ、すごく深くていいですね。番組を見終わったら、最後のスタッフのクレジットの末尾の制作統括に、旧知のMさんの名前がクレジットされていました。なるほど。Mさんがクレジットされている「新日本風土記」の回は、どこかひと味ちがうんだな、どうしてだろうかと考えました。身近な人びとの生と死のはざまに何かを見いだすような、そういう独特な雰囲気が漂ってきますね。


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昨年の夏、新潟で関西学院大学のM先生の研究会合宿がありました。その時に、新潟のK先生のご縁で魚沼の八海山のゲストハウスに宿泊させていただきました。それ以来、八海山のファンとなって毎晩飲み続けています…とK先生にお伝えしたところ、季節の新酒と生酒をお送りいただきました。うれしいなぁ。さっそく、いただきました。福岡のほうの生酒はちょっと甘過ぎてあまりたくさんは飲めないのですが、それとはまったくちがって、さっぱりした飲み口の新酒です。この季節ならではのものですね。


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今年も定年される教授の送別会シーズンとなりました。いよいよ「団塊の世代」の方々が引退されていきます。「大学での生活は夢のようでした。でも、夢はいつかさめるもので……」という一言が印象的でしたね。


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昨晩は、卒論報告会のあとの打ち上げ「追いコン」でした。4年生は「内定式」などで福岡を離れている人が多くて、ちょっとざんねんでしたが、新旧の4年生が同席して、卒論への心を新たにしました。「卒論は人生の前半と後半を分ける分水嶺である」というお話しをしました。ちょっと大袈裟かもしれませんが…。


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恒例の卒論報告会です。午前中には私の担当した学生の卒論の報告がありました。就活その他で困難な中、みんな、よくやりました。来年、私のところで卒論に取り組む新4年生も交えて新旧の4年生の記念撮影をしました。


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