利賀村・鈴木忠志・SCOT
利賀村・鈴木忠志・SCOT
私たちの世代は、学生時代に、小劇場の黄金時代を経験しています。
寺山修司の天井桟敷、唐十郎の状況劇場(赤テント)、佐藤信の黒テント、野田秀樹の劇団夢の遊民社・・・どれも素晴らしかったなぁ。思い出すだけでわくわくしちゃいますね。
そんな中で、鈴木忠志の劇団「早稲田小劇場」は、見たことがありませんでした。なにしろ富山県の山奥の利賀村に拠点を移しちゃったんですから。
さて、その鈴木忠志はSCOTと名前をかえて、利賀村でずっとやっていたんですね。
縁あって、社会学者の大澤真幸くんが、鈴木忠志さんと対談したりして、大注目してるんですよ。今年は、ぜひSCOTの利賀村に行こうと誘ってくれたので、今週末、行くことにしました。
でも、富山県の山奥の利賀村・・・九州からは遠いんです。まず名古屋に出て、それから翌朝のバスで4,5時間かけて利賀村に行くことにしました。
台風で大雨になったりしないでほしい・・・。
ヨセミテ、森林火事
ヨセミテ、森林火事
アメリカabcニュースを見ていると、ここ数日のトップニュースは、ヨセミテ国立公園の山火事ですね。かなり大規模な山火事にさらされているらしいです。ヨセミテに行ったのは、もう10年ほども前(2004年)のことになります。サンフランシスコからレンタカーで行ったのですが、遠かったですね。ほんとうに、はるばるという気持ちがしました。4月だったのですが、ジャイアントセコイアの森を巡っているうちに雪に降られて、周囲には誰もいないから、広大な森のなかで道を見失って遭難するのではないかと恐怖に襲われたのを思い出しました。それほど巨大な森ですが、むかしから、落雷や山火事にさらされてきているはずですから、なんとか生き延びてほしいですね。
映画の「風立ちぬ」と小説の「風立ちぬ」
映画の「風立ちぬ」と小説の「風立ちぬ」
映画の「風立ちぬ」のメインストーリーは、小説の「風立ちぬ」と、ほとんど無関係な独立したものですね。
やっぱりこれは堀辰雄では、映画として成り立たないんですよね。
だって小説の「風立ちぬ」のほうでは、主人公は、ふたりとも現実から遊離していて、高原にくらす高等遊民みたいで、いまとなっては、誰も感情移入できないでしょうからね。
映画では、貧しいテクノロジーの後進国が、チームワークで支え合いながら、必死になって努力して、その中から一人の天才がすっくと立ち上がってきて、自分や家族を顧みず、私心を捨ててとことん尽くして、何かを達成していくサクセスストーリー・・・
しかしそのサクセスは、ほんとうに何のためのサクセスだったのか。
「私のつくった飛行機は、一機も戻ってきませんでした」というところが泣かせますね。
まるで「坂の上の雲」そっくりのストーリー展開なんですね。
夏の甲子園、群馬優勝、イチローの4千本安打、世界における野球
あれよあれよというまに群馬県・前橋育英が夏の甲子園に優勝してしまいました。
うちの奥さんや親族は宮崎なので、白い目でこちらを見ています。
夕刊を見ると、イチローが4千本安打達成。
きょうは、野球の日、なんでしょうね。
昔は、スポーツと言えば、やっばり野球でしたからね。
でも、今、見ると、野球というのは、9人対9人と言いながら、映像で出てくるのは、投手と打者と捕手ですね。この3者の心理戦と勝負が延々と続きますね。サッカーのような、11人と11人とが全体に散らばってわわわっーといくのと、やっぱり、何か質的な違いを感じますね。野球が、世界のスポーツにならないのは(そして、局地的に、日本やアジアやアメリカで愛好されるのは)、やっぱり理由があるようにも思われますね。
インフォメーション
安立清史(「超高齢社会研究所」代表、九州大学名誉教授)のホームページとブログです──新著『福祉の起原』(弦書房)が出版されました。これまで『超高齢社会の乗り越え方』、『21世紀の《想像の共同体》─ボランティアの原理 非営利の可能性』、『ボランティアと有償ボランティア』(弦書房)、『福祉NPOの社会学』(東京大学出版会)などの著書があります。「超高齢社会研究所」代表をつとめています。https://aging-society.jp/ 参照
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