何人かの学生に聞いたところ加藤典洋さんとか黒川創さんは言うにおよばず「鶴見俊輔」さんのことも知らないという人がほとんどでした。ちょっと絶句してしまったのですが、そういう時代になったのかなぁ。
気を取り直して、積極的に紹介していくしかないですね。
私は、加藤周一、吉田秀和、鶴見俊輔という3長老に私淑していて(会って話をきいたことがあるのは、加藤周一さんと鶴見俊輔さんだけですが)、この三人の本は、だいたい読むことにしていました。現代の3大知識人だといっても良いかもしれません。(この三人、知っていますか。加藤周一さんも吉田秀和さんも亡くなってしまいました)
(ほかに吉本隆明さんも欠かせないかもしれませんが、私は、そんなにたくさんは読んできてなかったもので。吉本隆明さんの講演も、一二度、聞いたことがあります。東京で。雪の日に講演を聴きにいったら、長ぐつをはいて講演をされていたのを印象ぶかく覚えています)。
さて、鶴見俊輔さんの入門は、いろいろありえますが、まずは社会学者の、小熊英二さんと上野千鶴子さんが、鶴見俊輔さんの人生を聞き取った『戦争が遺したもの-鶴見俊輔に戦後世代が聞く』(新曜社)などは、どうでしょう。



もうひとつ、これもおすすめ。

Share →