ラグビーW杯で、にわかラグビーファンになった人も多いことと思います。私もたいへん関心を持ちました。とくに日本代表のメンバーが「ナショナル、インターナショナル、グローバル」という3つの段階を絶妙のかたちで含んだ構成になっているところに、とりわけ関心を惹かれました。そこで、昨日の授業では「ナショナリズムを超えるインターナショナリズム、その先にくるグローバリズム。ところが、季節はずれのナショナリズムの台風も来ていて、世界で吹き荒れている。さて、この先、どうなるか」という話をしようと思いました。
ところが……2年生から4年生の約30名が出席している私の講義の中で、ラグビーW杯を見ている学生が、なんと3名しかいませんでした。これには衝撃を受けました。今の若者は、いったい、どういう世界に住んでいるのか、にわかに視界が不透明になってしまいました。


Share →