シネラでリーフェンシュタールの「美の祭典」(1936年のベルリン五輪)を観ました。びっくりでした。女性が出てこない「美」の祭典なのです。(マスゲーム等には出てくるけれど競技シーンには出てきません)。調べてみると、近代五輪をつくったクーベルタン男爵は、女性が五輪に参加することに否定的だったんですね。そしてこれを女性のレニ・リーフェンシュタールが撮ったというのも不思議です。
そうだ、沢木耕太郎の『オリンピア』を読み返してみよう。あれには、たしか、ギリシアの第1回オリンピアが開かれたオリンピアの競技場あとを訪問していると、おなじく訪れていた観光客にレースを挑まれて、沢木耕太郎が全力疾走する話が出てきたはずだ。


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