昨日、「社会学入門」の授業が終わりました。今学期は初めてのオンライン授業ということもあって、私としても全力投球。これまでにない授業内容を準備して臨んできたのですが、力を入れすぎのところもあったようです。先日、客観的に見るとどうなのかなと、オンラインで授業しているところを、妻と息子にも聴いてもらいました。すると反応は、これはやりすぎ、つめこみすぎ、言い過ぎ、などとコテンパンでした。うーん。なやみましたが、それでも最終回は、これまで話し残したことをまとめて「ナウシカ、千尋、ジョバンニの社会学」とこれまで以上の詰め込み。さて、どうだったか。185人から長文の感想文が届きました。その中に、短いながら、おっ、これは、という感想がありました。
 「対照的な千尋とナウシカの物語が根底では類似していて、千尋のラストシーンでナザレのイエスを想起する……私のこれまでの想像力では到底たどり着け得ないというか、今まで何度も千尋を視聴してきた私もまったく思い至らないことに社会学の視点から切り込む授業は非常に新鮮でした。」
やった、という感じですね。


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