2020年3月に出版した私の著書『超高齢社会の乗り越え方』(弦書房)へのかなり本格的な書評が「福祉社会学会」の機関誌『福祉社会学研究』18号に掲載されました。詳細で丁寧なかなり長文の書評です。論点としては「第三者による政府」という理論モデルへの評価、アメリカの政府とNPOとの協働に関する中核部分で、評者は私と意見を異にするようですが、そのあたりも含めて、学会から、このような建設的な批評が出てくるのは嬉しいことです。たしかにあの部分(Third-Party Government)は、サラモンというよりは「第三者」という超越的なレベルが社会に現れないと、政府とNPOとの対等な協働ができないのでは、という、かなり私のオリジナルな発想を発展させたものなので、評価者の意見が分かれるところなのでしょうね。


Share →