何であれ、今まで便利にしていたものが無くなっていく、可能だったものが不可能になっていく、というのは寂しいものです。
突然、それはやってきました。今回のそれは「配達弁当」です。
大学が移転を開始して以来、この箱崎の街はどんどんさびれていくようです。大学の外にでていっても、あまり食堂もありません。そこで、この数年は、研究室まで配達してくれる弁当屋さんに注文しつづけてきました。一週間ぶんまとめて注文しておくと、お昼には研究室まで配達してくれるのです。容器はその日に回収していきますし、月末にまとめて支払えばよくて、一食400円くらいだから、安くて便利。大学に来る時は、こうして部屋から一歩も出ずとも、弁当がやってきてくれて・・・という至便な生活でした。
それが、突然、終わるそうです。九州大学も文系を残して大半がすでに伊都キャンパスへと移転してしまって、弁当屋さんもそちらに比重を移していくのでしょうか。「弁当最後の日」。なんだか寂しいものですね。


前川べんとう


 

Share →