NHKのMさんに教えられて再放送となった「この子らを 世の光に」を見ました。糸賀一雄については正直、名前しか知らなかったのです。しかし、これを見ると、個人としての糸賀一雄ではなく2人の同志や、理解ある周囲の家族たちや、様々な人たちが、いわば「拡大された糸賀一雄」になって土地の中に根づいていく姿が見えてきました。障害をもった児童たちの姿もリアルに描かれています。しかも障害のリアルだけでなく、光がさしてくるようなその姿のリアルさも撮影されていて、考えさせられるものが大きいです。そして、「この子らに、ではなく、この子らを」という発想の大きな転換がどう起こったのかを解き明かそうとしています。この言葉を、現在の私たちの課題として手渡そうとしている、そういうドキュメンタリーになっているのではないでしょうか。

修正します。前稿では「この子らに、ではなく、この子らへ」と書いていましたが、間違いです。そうではなく「この子らに、ではなく、この子らを」でした。


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