鈴木忠志の「劇的なるものをめぐってII」上映会で訪れた早稲田の町。じつは、ここは夏目漱石の町でもあるのですね。今まで何度も早稲田大学には来ましたが、夏目漱石の足跡を辿ったことはありませんでした。地下鉄早稲田駅をあがると、すぐに「夏目坂」があったり、交差点近くに「夏目漱石生誕の地」碑があったり、さらに少し坂道を歩いて行くと「漱石山房跡」があって、そこは「夏目漱石終焉の地」だったりします。なんと、早稲田に生まれ早稲田に死んだのが、夏目漱石だったのですね。漱石山房跡は、近年、記念館になりました。それまでは都営住宅だったそうです。訪問した日はちょうど休館日で入れませんでしたが、案内所ではボランティアの方から、漱石山房が空襲で焼失した話、焼け跡から「猫塚」を掘り出した話、漱石の奥さんの写っている貴重な動画など見せていただきました。


夏目漱石の終焉の地、漱石山房跡の記念館と復元された猫塚

漱石生誕の地は、交差点すぐウラ。夏目坂というのは、漱石の父がかってに名付けて、それが通称になったのだとか。下の建物は近くの小学校。クラシックで立派ですね。

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