一番大きい教室を割り当てられたので入念に準備をしていった授業。昨年は2階席まで学生があふれるくらいの学生が来てくれました。今年もと意気込んでいくと、なんと、昨年の四分の一くらいに激減してしまいました。シラバスをまじめに書かなかったからなのか、時間帯がひとつずれたせいなのか、昨年は話題を山盛りにしすぎたためか、毎週コメントを書いてもらったりしたせいなのか、はたまた……いずれにせよ、ほろ苦い新学期の第一回になりました。でも、出席してくれた学生の感想文はどれも好意的でした(批判的なコメントも若干ありましたが)。中には驚くような深いコメントや意見もあって大いに勇気づけられ、励まされました。授業は、ライブと同じ。出席者の反応によって、授業のノリや出来や意気込みも様々に影響されるものです。
さて、箱崎のクラシックな大講義室で授業するのも、移転にともなって、これが最後の機会かと思うと、ちょっと感慨深いものがありました。


Share →