宮澤賢治の「なめとこ山の熊」は、このあたりがモデルとされています。
花巻から川を遡ってずんずん進む。やがて宮澤賢治が父親に連れられてよく来たという「大沢温泉」があります(この温泉にも渓流沿いのすてきな露天風呂があります)。そこをさらに遡ってずんずん進む。やがてさびしい何もないような山道になるが、さらにずんずん進む。なだらかな山の連なる風景を30分ほどドライブすると、やがて、あらわれるのが「鉛温泉」。ここに「藤三旅館」というのがあり、ここも有名な湯治場です。この旅館の「白猿の湯」は、なんというか突出しています。なにしろ花崗岩をくりぬいた1.2メートルもある深い深い湯場なんです。大人でも、あやうく溺れそうになるくらい深い。この温泉、宮澤賢治も岩石採集などで、よく来ていて、やがてこのあたりが「なめとこ山の熊」のモデルになったと言われているそうです。
今回の東北の旅、この藤三旅館へ立ち寄り湯をしました。ディープな宿です。お薦めです。


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