今年は、例年(これまでは3月でした)よりもずっとはやく1月29日に卒論発表会を行いました。新キャンパス初の卒論発表会です。私の指導した4人の卒論は、どれも高水準だと思いますが、「半構造化インタビュー」という言葉の実質があるかどうか、インタビュー対象者をただ自動的にAさん、Bさん、Cさん方式で仮名にする意味はあるのか(想田和弘の問題提起のように、仮名にするのは作り手・書き手を守るだけ、おまけにインタビュー内容に緊張感を失わせる、読む方も具体性を感じられず、誰でもいいようなインタビューに思える)、これまでにない新しい現象や動きを見つけたとして、それを「~でない」という否定型的にいうだけでは、発見した「やった感」がないので、もっと独自のネーミングなど工夫したらよかったのに、などというアドバイスをいたしました。次に続く3年生にも、ぜひ、頑張ってほしいと思います。


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