3月には様々なイベントが立て続きますね。3月16日は福岡ユネスコ協会のシンポジウム「人口減少社会」でした。「里山資本主義」や「デフレの正体」で有名な藻谷浩介さんを主講演者として、ほかに慶応大の小林慶一郎さん、京都大の諸富徹さんという豪華なラインナップ。藻谷さん独特のクイズ形式の講演、たたみかけるように繰り出す様々な挑発と警句、さすがに年間500回講演するという(いったいどういう計算になるのだろう)ハイテンションな藻谷さん節の連発。すごいものですね。数年前に熊本で聞いたときより、一段と講演芸に磨きがかかっているようです。アベノミクスへの対抗心からなのか、以前よりアグレッシブな講演になっていました。また小林さんの「フューチャーデザイン」のための「仮装未来人」というアイデアにも関心を惹きつけられました。これ、ロールズの「無知のヴェール」の応用とも考えられますね。こういう内容の濃いシンポジウムこそ、大学生や留学生が聴くべきだと思ったのですが……。


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