新学期が始まりました。例年思うのですが、新学期はいいですね。みんな若葉のように新鮮で、なんでもがぶがぶ呑み込んでいきそうです。さて鉄は熱いうちに打てとばかり、さっそくいくつかチャレンジングなことを試みます。まず進学してきた2年生のゼミでは2コマ連続の授業をします。前半は出たばかりの大澤真幸『社会学史』を読むことにしました。編集者を前にレクチャーしたものを本にしたというだけあって分厚い大冊ですが、分かりやすいし面白い。長年、社会学をやってきた者が読んでも新しい発見が多々あります。なにしろ「フロイトも社会学者だった」ですかね。600頁以上あるので半年ですべて読めるかどうか……いや、全部を読むことが大切なことではないので。社会学入門として、その面白さや奥深さを分かってもらえば良いなと思います。


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