宮崎県立西都原考古博物館で「定年と諦念を超えて─セカンドステージと居場所づくり」というお話しをさせていただきました。私たちは「定年」をあたかも年齢による自然現象のように諦めとともに受け入れてしまうけれども、宗教的な国アメリカではそうではない。人種差別や性差別と同じく「年齢」による「年齢差別」であるとされる。ここはなかなか考えどころ満載のポイントなのですね。宗教的な次元にたって考えれば、神から与えられた人権を、人間がかってに奪おうとしているということになる。つまり「(神の)法による支配)」でなく「(企業という)人の支配」そのものだ。そこで「人間による人間の支配」に対抗するNPOという社会運動が起こる。それは世俗的なだけでなく宗教的な次元からも正当化される「教会のような協会」ということになる…「高齢者による高齢者のための高齢者NPO」は宗教的にも正当化される……。こういうイントロダクション、ちょっとあまりにもいきなりなので理解されるかなぁと思いながら話し始めました。つづきはまた。


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