昨日は九州大学の卒業式でした。でも「卒業式」というのは正確ではありません。大学としての卒業式は中止だったからです。学位記授与だけが研究室単位で小規模かつ短時間にありました。せっかくの晴れの時が残念なことでしたが、今回のコロナ・ウィルスによる世界的なパニックは、社会学の学生にとっては、「社会」のあり方や「世界」とのつき合い方などを考える良いきっかけになったかもしれません。何十年かあとになって、この異常事態の中での卒業を、懐かしく思い出すこともあるでしょうか。


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